リミニストリート、2024年第4四半期の業績を詳報
リミニストリート(株)(Nasdaq: RMNI)は、米国ラスベガスに本社を置くエンタープライズソフトウェアのサポートとイノベーションソリューションを提供する企業です。先日、2024年第4四半期および2024年12月31日を期末とする会計年度の業績を発表しました。これにより、同社の業績の展望と将来への影響を詳しく分析することが可能になりました。
2024年第4四半期財務ハイライト
2024年第4四半期における売上高は1億1420万ドルで、前年同期の1億1210万ドルから1.9%の増加を示しました。しかし、米国市場における売上は前年同期の5680万ドルから6.5%減少し、5310万ドルとなりました。一方、国際市場では前年同期の5530万ドルから10.5%増の6110万ドルに達しました。
この四半期のサブスクリプション収益は1億910万ドルで、総収益に占める割合は95.5%です。前年は1億810万ドルで96.4%のシェアを持っており、サブスクリプションサービスの安定した需要が伺えます。年間定期収益は前年の4億3230万ドルから4.1%減の4億1480万ドルとなり、アクティブクライアント数は前年の3,038件から1.4%増の3,081件に回復しました。
営業利益と純利益
四半期の粗利益率は63.7%と前年同期の61.0%を上回りましたが、営業利益は前年同期の1150万ドルから1490万ドルに増加したものの、純利益は前年の940万ドルから670万ドルに減少し、非GAAP準拠の純利益も1710万ドルから1080万ドルに低下しました。これは一部、110万ドルの組織再編費用が影響したことが考えられます。
2024年の年間業績
2024年の通期売上高は4億2,880万ドルで、前年の4億3,150万ドルから0.6%減少しました。全体的には63.7%の粗利益率を維持しつつも、前年の営業利益4,380万ドルから3,210万ドルの損失に転ずるなど、厳しい一年となりました。
市場の動向と顧客獲得
今四半期に新たにリミニストリートを選択した顧客には、インドネシアの鉄鋼生産企業Gunung Raja Paksiおよび韓国の化学プロセス機器サプライヤーBumhan Mecatecが含まれています。これらの企業は、コスト削減をITリソースに再投資し、さらなる成長を目指しています。
未来展望
リミニストリートは、オラクル社との現在進行中の訴訟が業績に与える影響を考慮しつつ、将来の見通しを慎重に評価しています。また、2025年に予定されている電話会議にて詳細を発表する予定です。このようにして市場の動向を注視し、長期的な成長戦略を練っていく姿勢が求められています。
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