岡山大学で開催された3Dプリンタ体験セミナーで新たな価値創造を学ぶ

岡山大学の3Dプリンタセミナーで未来を形作る

2025年8月5日、岡山大学津島キャンパスにて、地域課題の解決を目指す「はじめての3Dプリンタ！基礎が身に付く体験セミナー」が開催され、幅広い参加者が集まりました。このセミナーは、岡山大学の「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム（OI-Start）」とBeLiveの共催で実施されました。

セミナーの目的と背景

本イベントは、高校生、企業関係者がデジタル技術を活用し、実践的な体験を通じて新たなアイデアを創出することを目的としています。産学官連携によるオープンイノベーションを推進し、地域に根ざした課題の解決を図ります。この取り組みは内閣府の「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」の一環として行われています。

参加者の体験

当日は約100名の参加者が集まり、午前中は清水優椰さんが講師となり、3Dプリンタの基本やCADでのモデリングについての講義が行われました。参加者はNFCタグを埋め込んだネームプレートを設計し、実際に3Dプリントを行うプロセスを体験しました。これにより、理論だけでなく実践的なスキルも身に付けることができました。

午後からは「妄想3Dプリント素材で未来をデザイン！」というテーマで、池坂和真さんが進行するアイディアソンが行われました。中学生、高校生、大学生、社会人が一緒に自由な発想で議論を重ね、ユニークなアイデアを創出する場となりました。ここでは、新しい価値が生まれる瞬間が多く見られ、参加者同士の交流も促進されました。

OI-Startの今後の取り組み

OI-Startは、産学官の垣根を越えた共創の場づくりを続け、さらなる地域のイノベーション創出に向けて活動を進めていく考えです。岡山大学は、地域密着型の研究大学として、共育共創の理念を掲げ、持続可能な発展に貢献するとともに、社会課題の解決に向けた取り組みを強化します。

未来を見据えたこのようなイベントが国内各地で増えていくことが期待され、岡山大学もその中心となることを目指しています。今後の活動への期待が高まります。