長崎の新たな取り組み、ラッピングバスが登場
一般社団法人NEXTながさきごみゼロプロジェクトは、2025年1月14日から長崎自動車株式会社と協力し、「みんなで作ろう!ながさきごみゼロマップ」のデザインを施したラッピングバスの運行を始めました。これは、長崎市内のごみ問題解決に向けた重要な一歩です。
ごみゼロマップとは
「みんなで作ろう!ながさきごみゼロマップ」は、海洋ごみに対する意識を再認識するを目的としたWebアプリです。この地域では、海洋ごみの70~80%が街から出ていると言われています。観光地としての魅力がある長崎でも、ポイ捨てやごみによる景観悪化が懸念されています。このアプリは、ごみが集まりやすいスポットを可視化し、市民の行動に変化を促す役割を果たします。
バスの運行とクーポン制度
今回、一般社団法人NEXTながさきごみゼロプロジェクトは長崎バスと連携し、県内最大の約600台を所有する長崎バスのうち40台にラッピングを施しました。このバスを見ることで、地域の人々にアプリの利用を促す狙いがあります。
加えて、利用者はごみを拾うことでポイントを獲得し、街の加盟店で使えるクーポンも手に入れることができます。ごみ拾いを楽しみに変えることで、地域の清掃活動への参加を促す試みです。
クーポンの利用方法
アプリでは、以下の手順でポイントを取得してクーポンをゲットできます。
1. 落ちているごみの写真を投稿し、ポイントを獲得。
2. 指定のごみステーションにごみを捨てて、追加ポイントを獲得。
3. 500ポイント貯まると、500円分のクーポンが得られ、地域発展にも寄与します。加盟店にはジョイフルサン各店や浜屋百貨店などが含まれており、支援対象です。
ラッピングバスの走行期間
バスは2025年の1月から3月まで長崎市内を走行予定です。このプロジェクトにより、地域の皆さんがアプリを活用し、日常的にごみ問題に関心を持つきっかけとなることが期待されています。
プロジェクトの背景
「海洋ごみ問題」は、全国的な関心が高まる中で、地域ごとの解決策が模索されています。「CHANGE FOR THE BLUE」という日本財団のプロジェクトも支援しており、海洋ごみの問題を多くの人々に認識してもらい、行動につなげる取り組みを進めています。
最後に
長崎の海は美しい自然を享受するための財産です。市民一人一人が海洋ごみ問題を自分ごととして捉え、行動を起こすことで、美しい海を次世代に引き継いでいきましょう。このラッピングバスを見かけた方は、ぜひアプリを使ってごみ拾いに参加してみてください。