放牧牛管理の新技術
2025-10-20 11:36:49

ココヘリの技術で放牧牛をスマートに管理する新実験

放牧牛のスマート管理を目指して



中山間地域での放牧牛管理に革新がもたらされています。AUTHENTIC JAPAN株式会社が提供する「ココシッポ」という無線探索サービスが、牛の探索や安否確認の効率化に寄与するべく実証実験を実施しました。

放牧管理の背景


放牧は、自ら草を食べることで手間を減らし、コストの削減にもつながる合理的な飼養方法ですが、牛の探索には多くの労力がかかります。特に子牛は草むらに隠れる傾向があり、探索には多くの時間を要することが課題です。高齢化や人手不足が進む中、このような問題を解決するために、スマート技術の導入が期待されています。

実証実験の仕組み


本実験では、子牛に装着した「ココシッポ」の発信機と、管理者が持つ受信機を連携させ、実際の探索効率を測定しました。これにより、発信機からの信号を受け取ることで、探索が大幅に短縮できることが確認されました。具体的には、牛を求めて放牧地を歩き回る必要がなくなり、ナビゲーション機能により最短ルートで子牛にアクセスできるのです。

実験においては、発信機を安定して装着するための特許出願中の専用ケースが開発され、受信効率が向上しています。この進展がさらなる放牧管理の省力化と効率化につながることが期待されています。

ココシッポの特長と利点


「ココシッポ」は元々ペット用に開発されたサービスですが、その技術を活かして放牧牛の管理にも応用されています。特徴的なのは、

  • - 小型・軽量設計:首輪に装着可能で、動物に負担をかけません。
  • - 方向ナビゲーション機能:発信機からの電波を基にした方向表示で、効率的に発見へ導きます。
  • - 信頼性の高い技術基盤:「ココヘリ」の仕組みを応用しており、高い信頼性を誇ります。

このように、ココシッポは放牧牛の管理業務を大幅に効率化し、牛の安全確保にも寄与する新たなアプローチと言えるのではないでしょうか。

畜産業の未来


放牧牛管理のスマート化は、単に手間を省くだけではなく、業界全体にとっての持続可能性へも貢献します。効率的な管理により、放牧の普及が進めば、中山間地域の農業の発展にもつながります。これからの畜産業において、技術革新の進展が求められる中、ココヘリの挑戦はその一端を担っているのです。

AUTHENTIC JAPANの代表取締役社長、久我 一総氏は、これからの放牧管理の在り方について、「発信機技術を活用することで、放牧牛の安全と管理の効率化を同時に実現できる」と語っています。この取り組みは今後の農業の新しい形を示すものとして、多くの関心が集まることでしょう。


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会社情報

会社名
AUTHENTIC JAPAN株式会社
住所
福岡県福岡市中央区赤坂1-6-15 日新ビル4F
電話番号
0120-131-126

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