日本の旅行ガイドとして不動の地位を築いている『地球の歩き方』が、2024年に発表されたブランド広告で「第73回日経広告賞出版・エンターテインメント部門」の優秀賞を受賞しました。この業績は、出版・教育業界においてのクラシックなブランドの新たな可能性を示すものでもあります。
特に注目を集めたのは、広告の制作過程です。このプロジェクトは、株式会社Gakkenと株式会社地球の歩き方のチームが一丸となって進められました。エグゼクティブクリエーティブディレクターには、地球の歩き方編集長でもある由良暁世氏が務めており、彼は「今回の広告は、国内版の販促を目的に、両社のメンバーが協力してアイデアを生み出し、インハウスで完成させたものです」と述べています。
この広告は、『地球の歩き方』が日本国内の観光地を広めるための魅力的な手段となり、読者や書店、取引先から多くの称賛を得ることができました。特に、「日本も歩いています」というメッセージは、国内旅行の重要性を強調し、ユーザーとの絆を深める良い機会となりました。
国内版シリーズは、2020年から始まり、2024年12月までに合計20タイトルが予定されています。2024年10月には「群馬」「茨城」「栃木」の3冊が同時に発売される予定で、それぞれが発売前から重版が決まるなど、高い人気を誇っています。これらのタイトルは、地域に根差した情報を提供し、旅行者に新たな発見をもたらしてくれることでしょう。また、今後も『大阪』『みちのく』『徳島』『信州』のタイトルが続々と登場します。
さらに、ブランド広告戦略には多様な展開が用意されています。旅行業界が絶え間なく進化している今日、『地球の歩き方』はその変化に柔軟に対応し、さらに多くの読者とつながることを目指しています。
贈賞式では、編集部や制作スタッフが参加し、その努力の結晶を祝いました。受賞作品を通じて、旅行の楽しさや発見の喜びを改めて実感させてくれる、心温まる瞬間となりました。そして、創り出された広告は、他の企業やブランドにとっても参考となる要素が多く含まれており、今後の広告制作において新しい風を吹き込むことが期待されます。
この受賞は、単なる賞の獲得にとどまらず、地球の歩き方のさらなる認知度向上に寄与する重要な一歩とも言えます。今後も私たちは『地球の歩き方』の新たな展開に注目し続け、彼らの創造性あふれる作品を楽しみにしています。