ユニリタ、男性育休取得率83.3%でシルバー認定　働きやすい企業を目指す

株式会社ユニリタは、東京都港区に本社を構え、業務用ITソリューションを提供する企業である。最近、男性社員の育児休業取得率が83.3%に達し、「TOKYOパパ育業促進企業」のシルバー認定を受けた。このプロジェクトは、東京都の施策として、男性の育業取得率を向上させることを目的としており、ユニリタの取り組みが高く評価された。

ユニリタは、柔軟な働き方を実現し、仕事と育児の両立を支援するために様々な取り組みを行っている。その一つが「子育て応援ハンドブック」の作成で、出産や育児に必要な申請手続きの分かりやすいガイドを提供している。このハンドブックは、社員が育休を取得する際の不安を軽減し、スムーズに手続きを行えるように設計されている。

さらに、ユニリタでは育児休業制度の改正に伴い、社員向けのオンライン説明会を開催。新制度の概要や変更点を詳しく解説し、育児休業についての理解を深める機会を設けた。このような取り組みにより、育休取得のためのハードルを下げ、社員が自信を持って育休を取得できる環境を整えた。

また、ユニリタはフルフレックスタイム制やハイブリッドワーク制度を導入し、子供の急な体調不良や保育施設からの呼び出しに迅速に対応できる柔軟な労働環境を整えている。コアタイムのないフルフレックスタイム制により、各社員が自分のライフスタイルに合った働き方を選択できるようになっており、業務効率を高めることにも寄与している。

育休取得者の体験談も活用しており、社内ポータルでは取得者やその上司へのインタビューまたは対談記事が公開され、育児休業に対する理解の促進に努めている。こうした取り組みが、育休取得率の向上に大いに貢献しているのだ。

ユニリタは、2023年から2025年にかけて男性社員による育休取得率100%も目指している。取締役の金子紀子は、個々の事情に応じた働き方を実現することで、社員が仕事と私生活の両方で充実感を得られるように取り組んでいると述べている。彼女は、過去2年間の努力が評価されたことに大いに喜んでおり、今後も多様な人材が活躍できる環境を築くことに注力する意向を示している。

今回のシルバー認定は、男性の育児休業取得を積極的に促進する企業を評価する東京都の制度に基づいている。この政策は、男性の育児への参加を進め、家庭内での役割分担を見直す重要な取り組みともいえる。ユニリタは、社会全体の育児支援環境を整える一助を担う企業として、今後も活動を続けていくことが期待されている。

公式サイトでは、会社の取り組みに関する詳細や育児に関する情報が公開されており、広くは一般の方々にも役立つ内容が揃っている。また、ユニリタの強みに特化したIT関連のサービスや製品も多数紹介されており、ビジネス面での貢献も続けていくことが求められる。ユニリタは、今後も社員のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を進め、持続可能な社会に向けた企業を目指し、次世代の育児環境に優しい取り組みを進めていく。ユニリタの取り組みを通じて、育児と仕事の両立がより一層進むことを期待したい。