岡山大学のヘリウム回収
2026-06-07 17:05:20

岡山大学が地域中核として進めるヘリウム回収プロジェクトの詳細

岡山大学におけるヘリウム回収プロジェクトの概要



国立大学法人岡山大学は2026年5月に、地域中核・特色ある研究大学としての一環として「中四国・播磨HeReNet」事業に基づき、学内のMRI装置からのヘリウムガス回収を開始しました。このプロジェクトは、中四国地方の研究・開発活動を支える重要な取り組みとして注目されています。

プロジェクトの背景と目的



岡山大学は、研究機器の共用体制を強化するためのタスクフォースを設立し、特にMRI装置におけるヘリウムガスの回収ラインを整備しました。ヘリウムは限られた天然資源であり、現在その供給は100%海外に依存しているため、安定供給体制の確立が経済安全保障上も極めて重要です。さらに、今回の取り組みは地域の研究機関や高等教育機関との連携強化にも寄与しています。

実施内容



プロジェクトに際しては、薬学部に設置されているMRI装置からのヘリウム回収が行われました。これにより、ヘリウムガス回収用の圧縮機や専用のガスバッグを導入し、効率的な回収体制を確立しました。特に注目されたのは、浦上技術専門員が設計した回収ガスバッグ集合配管ユニットで、これにより複数のバッグに同時にガスを回収可能となり、作業の効率化が図られました。

プロジェクトはフェーズ1として、MRI装置からのガス回収を約24時間にわたり実施。同日には回収用圧縮機の試運転も完了し、正式にヘリウムガスの回収が始まりました。今後はフェーズ2、フェーズ3と段階を踏みながら本格運用へと進めていく予定です。

研究への影響



上田真史教授は、研究基盤の強化と共に地域の研究・開発活動を支えることの重要性を強調しました。中四国・播磨HeReNet事業は、岡山大学の研究活動が地域全体に広がるきっかけとなり、さらに近隣の大学や企業と連携した広がりを見せることが期待されています。

今後の展望



岡山大学は、ヘリウムガスのリサイクルシステムの確立だけでなく、ヘリウム関連の人材育成プログラム「HeliSET」の開発も進めています。これにより次世代のヘリウムユーザーを育成し、価格の安定化を図る取り組みを展開。最終的には、「He3プロジェクト」として、これらの取り組みを一体化して推進していく計画です。

§ このように、岡山大学は地域の研究活動を支えるだけでなく、地球規模での資源の持続可能な利用に向けた重要な足掛かりを築いていくことを目指しています。今後の成果に注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。