プレナスが展開する新しい持続可能な取り組み
株式会社プレナスは、日本国内で取り扱うお弁当の「ほっともっと」や定食の「やよい軒」、そして本格飲茶を楽しめる「MKレストラン」を運営する企業です。2024年10月末までに、全国に2,810店舗を展開し、食に携わる企業としての信頼を構築し続けています。
今回、プレナスはさらなる環境貢献を目指し、廃食用油を用いて国産の持続可能な航空燃料「SAF」の製造に取り組むことを発表しました。この取り組みは2024年12月から開始される予定で、「ほっともっと」の一部店舗および「MKレストラン」の全店舗から廃食用油を供給し、その量は年間約360トンを見込んでいます。
CO2削減の活動
本プロジェクトにより、年間約910トンものCO2削減が期待されています。これは、プレナスが目指す「もっと、環境に貢献する企業になろう」というビジョンに基づき、事業活動を通じて持続可能な未来を築くための重要なステップです。顧客に安全で美味しい食を提供しながら、同時に地球環境にも配慮した取り組みを進めています。
SAFの魅力とその意義
SAF(Sustainable Aviation Fuel)は、化石燃料以外の原料を使用した持続可能な航空燃料です。廃食用油を100%原料とする場合、従来の航空燃料と比較してCO2排出量を約80%削減できるとして注目を集めています。現在、航空業界ではSAFの利用が「空の脱炭素」に向けた最優先課題となっており、今後の需要に応じた供給体制の強化が急務とされています。
プレナスは、日揮ホールディングス、レボインターナショナル、そして合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYとパートナーシップを結び、国内SAFの供給に貢献すべく協力を進めています。これにより、国産の廃食用油を利用した年産約3万キロリットルのSAFを製造するプラントの建設計画も進行中です。
未来に向けての展望
プレナスグループは、今回の取り組みを通じてさらなる環境への配慮を深め、責任ある企業としての役割を果たしていきます。廃食用油からSAFを製造することで、資源の有効活用を図り、気候変動への取り組みを強化していく姿勢を示しています。このような企業の活動は、持続可能な社会への道を切り開く一歩となるでしょう。その先に広がるのは、環境に優しい未来であり、多くの人々が共に生きる持続可能な社会です。
私たち一人一人が環境問題に対して意識を持ち、行動していくことが求められています。プレナスの新たな挑戦が、そのきっかけとなることを期待してやみません。