三菱UFJキャピタル株式会社が、ショートアニメなどのIPコンテンツの企画制作を行う株式会社Plottに出資したことが発表された。三菱UFJキャピタルは、同社が運営するファンド「三菱UFJキャピタル9号投資事業有限責任組合」を通じて、Plottへの出資を決めた。
Plottは、YouTubeなどの動画配信プラットフォームで配信されるショートアニメを数多く制作している。代表作には、「テイコウペンギン」「混血のカレコレ」「全力回避フラグちゃん」「私立パラの丸高校」など、チャンネル登録者数が拡大している作品が複数存在する。
これらの作品は、ショート動画から本編動画、マンガ、グッズ、ゲームなど、様々なエンタメ媒体に展開されており、メディアミックスと呼ばれる戦略によって、幅広い層のファンを獲得している。
三菱UFJキャピタルは、Plottがショートアニメで培ってきた実績と、メディアミックス戦略を加速させ、更なるチャレンジに挑戦していくことを高く評価し、今回の出資に至った。
同社は、エンタメ領域を日本の重要な産業と捉え、コンテンツの楽しみ方の多様化を背景に、PlottのIPコンテンツが様々なチャネルで発展していくことを期待している。
三菱UFJキャピタルは、MUFGグループのネットワークを活用し、Plottのさらなる成長に貢献していく方針だ。
株式会社Plottは、2017年8月2日に設立された企業で、東京都千代田区に本社を置く。代表取締役は奥野翔太氏。
三菱UFJキャピタル株式会社は、1974年8月1日に設立されたベンチャーキャピタル企業で、三菱UFJフィナンシャル・グループの一員である。東京都中央区に本社を置く。代表取締役社長は小島拓朗氏。
三菱UFJキャピタル9号投資事業有限責任組合は、2023年3月28日に設立され、総額300億円のファンド。三菱UFJキャピタル株式会社が無限責任組合員を務め、株式会社三菱UFJ銀行が有限責任組合員として出資している。