船井総研ロジ、IT導入支援事業者に採択
日本最大級の物流コンサルティングを手掛ける船井総研ロジ株式会社が、令和5年度のIT導入支援事業者に選ばれました。この採択により、同社が提供する特化型クラウド営業管理システム『物流グロースクラウド』の導入に対して、最大50%の補助金が適用されることが決定しました。これは特に中小物流企業にとって大きな助けとなることが期待されています。
物流業界が直面する課題
現在、物流業界はさまざまな課題に直面しています。特に以下の三つのポイントが挙げられます。
1.
運賃・条件交渉の強化
原油価格の高騰や人材確保の難しさから、物流会社は収益を維持しなければなりません。また、2024年問題に向けて労務環境の向上が求められる中、荷主企業との運賃交渉がより重要になります。
2.
需給バランスの崩壊
原価が上昇している中、小規模物流企業の倒産が増加傾向にあります。このため、荷主企業の輸送力が減少し、その影響を受ける企業数が増えることが予測されます。これにより、荷主企業との交渉機会が増加すると考えられます。
3.
売上依存のリスク
不透明な経済環境の中、特定企業に依存することのリスクが大きくなっています。多様な案件を取引先として増やすことで、このリスクを軽減できます。
物流グロースクラウドの特徴
物流グロースクラウドは、船井総研ロジのコンサルティングノウハウを活かし、営業力を強化することを目的としたクラウド型のDXツールです。このシステムの主な特徴は次の通りです。
- - 営業プロセスにおける案件創出、管理、分析を支援
- - ノーコードでのカスタマイズが可能で、Zohoを活用した構築
- - クラウドシステムでスマートフォンからも利用可能
物流グロースクラウドは、案件の発生から顧客管理、営業管理までを一貫してサポートし、物流会社が強力な営業体制を構築できるよう支援します。
IT導入補助金の概要
このIT導入補助金では、中小企業・小規模事業者が業務効率化やDX推進を目的としてITツールを導入する際の費用をサポートしています。この制度を利用することで、物流業界の企業でもコストを抑えながら、先進的なシステムを導入することが可能となります。
船井総研ロジの使命
船井総研ロジは「社員が誇れる物流企業を創る」というミッションを掲げています。新規荷主の獲得、運賃交渉、ドライバー採用など、さまざまな側面から中堅・中小物流企業の業績を向上させるための専門的なコンサルティングを行っています。また、全国から350社以上の経営者が参加する「ロジスティクスプロバイダー経営研究会」を主催し、業界全体の成長を目指しています。
会社概要
- - 会社名: 船井総研ロジ株式会社
- - 所在地: 大阪府大阪市中央区北浜4-4-10
- - 設立: 2000年5月10日
- - 資本金: 9,800万円
興味がある方は、いつでもお問い合わせください。詳しい情報は公式サイトや資料請求ページをご覧ください。