柏市で始まる新しいシェアモビリティ事業の全貌とは

柏市シェアモビリティ事業の開始

千葉県柏市が、モビリティプラットフォーム株式会社とOpenStreet株式会社との共同で、「柏市シェアモビリティ事業」に関する協定を結び、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用した新たな移動手段の提供を発表しました。この事業は2025年2月5日より市内で運用を開始します。

柏市は、千葉県北西部に位置し、人口約44万人を抱える都市です。その交通網は充実しており、常磐線やつくばエクスプレス、東武アーバンパークラインが通っており、首都圏へのアクセスも良好です。これに加え、シェアモビリティ事業により、通勤や通学、レジャーなど様々な場面での移動手段が増えることが期待されています。

HELLO CYCLINGの特徴

「HELLO CYCLING」は、24時間いつでも借りることができ、使用後は好きな場所で返却できるシェアサイクルサービスです。全国の約10,200カ所にステーションを持ち、約420万人以上の会員が利用しています。このサービスは、公共交通機関での移動を補完する形で、特にラストワンマイルの移動を支える重要な役割を果たしています。

スステーションの設置場所

柏市内では、以下の公共施設にシェアサイクルのステーションが設置されています。

- 柏市役所（駐輪可能台数：8台）
- 日立台公園隣接（駐輪可能台数：3台）
- 柏駅東口（駐輪可能台数：4台）
- 柏市中央体育館（駐輪可能台数：11台）
- 柏ふるさと公園（駐輪可能台数：24台）
- 南柏駅東口（駐輪可能台数：40台）
- 高柳駅東口駅前広場（駐輪可能台数：15台）

これらのステーションは、市内の公共交通機関との接続を考慮し、利便性を高めるために設置されています。さらに、近隣の松戸市や鎌ケ谷市でもHELLO CYCLINGのステーションがあるため、他自治体への移動も容易になります。

事業推進の目的

このシェアモビリティ事業の主な目的は、柏市の自転車総合計画に基づくサイクルシェアの充実や、市内の回遊性の向上、近隣自治体との往来の利便性向上です。これにより、交通の便が改善され、地域内外の連携が深まります。

また、モビリティプラットフォームとOpenStreetは、新たな交通手段が様々な社会課題を解決する助けになると期待しています。これによりより多くの市民が、便利で快適な移動手段を享受できるようになります。

利用方法と料金

「HELLO CYCLING」の利用にあたっては、専用アプリをダウンロードする必要があります。このアプリを通じて自転車の検索、予約、決済が簡単に行えます。料金は、電動アシスト自転車が利用開始30分130円、延長100円/15分、1,800円/12時間。電動サイクルは15分200円、4,000円/12時間と設定されています。また、利用する自転車の種類やエリアにより料金が変更されることがあります。