株式会社インフォディオとニーズウェルの業務提携
株式会社インフォディオが、ITソリューションを提供する株式会社ニーズウェルとの業務提携契約を締結しました。この提携により、両社は長期的な協業関係を築くことで、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進に力を入れる考えです。
業務提携の背景
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ニーズウェルは、金融系システムを中心に様々な業種でのソフトウェア開発に携わる独立系システムインテグレーターです。業界のニーズに応じたAIやRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などの先進技術を活用し、企業や公共機関に向けたDXを支援する多彩なITソリューションを提供しています。
一方、インフォディオは先進的なAI技術、特にAI-OCRとNLP(自然言語処理技術)を駆使して、顧客の潜在的ニーズに応える製品の企画・開発を一貫して行っています。中でも「スマートOCR」と「DenHo」は、特に注目されているプロダクトです。これらは、手書き文字や非定型帳票も高精度で読み取ることができ、文書のデジタル化や全文検索を実現します。
期待される事業展開
今回の提携により、インフォディオはニーズウェルが開発した請求管理システム「Invoice PA」「Invoice PA+」と自社の「スマートOCR」「DenHo」を連携させ、中堅・中小企業向けのサービス強化を図ります。この取り組みにより、両社は取引の拡大を目指し、公共分野においても「BPOソリューション」を組み合わせたデータ化サービスの提供を行います。
このサービスは、官公庁や自治体、教育機関に向けた紙データのデジタル化を一括して代行するもので、両社が共同で入札に取り組むことで、さらに大きな成果を上げることが期待されています。このように、業務提携は公共分野のDXにも大きな影響を及ぼす見込みです。
業績への影響
この業務提携が中長期的に見て、インフォディオやニーズウェルの業績や企業価値向上に寄与することが期待されます。特に、公共分野でのDX化事業が拡大することが期待されており、両社の成長につながるでしょう。
現段階では、今回の提携が当期の業績に与える影響は軽微と見込まれていますが、将来的には新たな動きが生まれた場合には速やかにお知らせする方針です。
会社概要
設立: 1986年10月
本社: 東京都千代田区
資本金: 9億800万円
従業員数: 554名
ニーズウェル公式サイト
設立: 2002年7月
本社: 東京都文京区
資本金: 1億円
インフォディオ公式サイト
このように、両社の協業による新たなビジネスの展開が今後どう進むのか、期待が高まっています。特に、中堅・中小企業向けのITソリューションの提供が進むことで、幅広い分野において新たな価値を創出することが予想されます。