Apple Watchで遠隔診療
2017-09-08 16:47:30
メドケアとフジクラ、Apple Watchを用いた新たな遠隔診療をスタート
メドケアとフジクラ健康保険組合の革新プログラム
メドケア株式会社が、フジクラ健康保険組合の協力を得て、Apple Watchを利用した新しい遠隔診療・生活指導プログラムを開始しました。このプログラムは、メドケアの独自アルゴリズムによって選ばれた対象組合員にApple Watchを提供し、メドケアの「MEDICALLY」を通じて遠隔診療と生活指導を行うものです。
先進的な取り組みの背景
このプログラムは、従来の医療サービスをさらに進化させる試みとして、プレゼンティーズムの改善効果を測定するという、未だかつてないアプローチを採用しています。プレゼンティーズムとは、健康問題が原因で業務効率が低下している状況であり、企業にとっては重要な経営指標とされています。
MEDICALLYとは?
メドケアの「MEDICALLY」は、生活習慣病に特化した遠隔診療サービスとして、疾病の重症化予防を目指しています。自社開発のソフトウェアにより、検診データやレセプトを分析し、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、高尿酸血症といった病歴のある患者を選定します。
対象者には、ICTとIoT技術を利用して生活習慣の改善をサポートし、遠隔診療と生活指導を通じて、健康維持へとつなげていきます。このようなサービスは、特に医療のTM(テクノロジー・メディスン)化が進む中、大きな意義を持ちます。
健康経営とプレゼンティーズム
東京大学の研究資料によると、健康経営は、企業が従業員の健康を経営指標として重要視し、健康の向上に向けた取り組みを行うことを意味します。特に、アブセンティーズムやプレゼンティーズムといった指標が重視されるようになっており、これらは労働生産性を低下させる要因となります。
プレゼンティーズムに関しては、企業が定量的に評価するのが難しいにもかかわらず、経済的な影響が大きいとされることに注意が必要です。幸い、メドケアのプログラムを通じて、新たな評価基準となるデータを収集することが可能になるため、企業の健康経営にも貢献できると期待されます。
結論
このように、メドケア株式会社とフジクラ健康保険組合が提携することによって、Apple Watchを利用した新しい取り組みが確立されました。このプログラムは、健康管理の新たな手法として、企業と従業員の双方に利益をもたらすことが期待されています。今後の展開に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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メドケア株式会社
- 住所
- 東京都豊島区目白3-14-3目白寛永堂ビル7F
- 電話番号
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