サブギガ帯無線アクセスポイント新発売
2024-06-25 13:01:42

1kmエリアをカバー!コンテックがサブギガ帯無線アクセスポイント「SGA1000」を新発売

1kmエリアをカバー可能な無線アクセスポイント「SGA1000」新発売



株式会社コンテックは、920MHzのサブギガ帯無線を利用して、イーサネット通信を最大1km離れた場所でも無線化できるIEEE802.11ah対応 無線アクセスポイント「SGA1000」を開発しました。2024年6月25日より受注を開始します。

「SGA1000」は、コンパクト設計で設置場所を選ばないIEEE802.11ah対応の無線アクセスポイントです。2022年9月に日本で利用可能になった「IEEE802.11ah」は、920MHz帯の無線を利用することで、免許不要で屋外使用も可能です。従来の920MHz帯の無線通信と比較して高速通信かつ長距離のネットワークを構築することができるため、敷地面積の広い工場やプラント、農場などでの活用が期待されています。

「SGA1000」は、同梱の取り付けブラケットにより壁面やDINレールへの取り付けが可能です。また、外部アンテナにも対応しているため、自由度の高い無線LANシステムの構築を実現できます。

従来製品との比較



「SGA1000」は、従来の2.4GHzや5GHzを利用した無線LANアクセスポイントと比較して、1台のアクセスポイントで半径1km範囲(理論値)のエリアをカバーし、数百台の端末と接続することができます。

さらに、「SGA1000」は、サブギガ帯無線の通信距離・電波干渉回避、障害物の回折性などの利点と、従来の無線LANの汎用性や異なるメーカ間の接続性などの利点を兼ね備えています。有線ネットワークや無線ネットワークなど既存の通信インフラに、長距離通信が可能で接続台数の多いIEEE802.11ahの無線ネットワークの利点を、簡単に加えることが可能です。

中継機能で通信エリアを拡大



「SGA1000」は、リピータモードまたはメッシュモードなど中継局として利用することも可能です。アクセスポイントと中継局間も無線接続であるため、中継局を追加するだけで簡単に通信エリアを広げることができ、中継位置やアンテナの高さなど通信経路の工夫をすることで安定した通信を実現できます。

主な特長



IEEE802.11ah規格準拠
数百台(理論値)の子機(ステーション)を接続可能
アクセスポイント(親局)、ステーション(子局)/リピータ(中継局)/メッシュなど、さまざまなモードに対応
ACアダプタ(別売)や10~32VDCの直流電源、PoE給電など、さまざまな電源供給に対応
-20~60℃の周囲温度環境に対応
高度なセキュリティ規格WPA3/WPA2に対応

株式会社コンテックについて



株式会社コンテックは、1975年4月設立の産業用機器の総合メーカーです。コントローラ本体や周辺機器、ネットワーク機器までを手掛け、開発・製造・販売からサポートまで幅広いサービスを提供しています。パーソナルコンピュータの黎明期から産業分野でのPC技術の活用に着目し、産業用コンピュータや計測制御用インターフェイスボード、ネットワーク機器など、最先端の製品を次々と開発。この分野の世界的パイオニア企業として貢献してまいりました。培ったコア技術を活かし、環境・エネルギ、医療、鉄道・交通機関、デジタルサイネージ、IoTソリューションなどの新分野にも進出。独創的な技術と製品で人々の暮らしをいっそう豊かなものにしていきます。

1kmエリアをカバーする「SGA1000」は、広大なエリアでの無線ネットワーク構築に新たな可能性をもたらす画期的な製品だと言えるでしょう。



従来の無線LANアクセスポイントではカバーできなかった広範囲を、1台のアクセスポイントでカバーできる点は大きな魅力です。工場やプラント、農場など、広大な敷地面積を持つ施設において、これまで無線化が難しかったエリアへのネットワーク展開が可能になります。

また、数百台の端末と接続できる点は、IoTデバイスの普及やスマートファクトリー化が進む現代において重要な要素です。大量のデバイスを安定的に接続することで、データ収集や遠隔制御など、さまざまな用途への活用が期待されます。

さらに、リピータモードやメッシュモードなど、中継機能を搭載していることも大きな特徴です。これにより、複雑な環境や障害物の多い場所でも安定した通信を実現できます。

「SGA1000」は、従来の無線LANの利便性をさらに進化させた製品であり、今後の無線ネットワークの進化を加速させる可能性を秘めています。

今後の展望



コンテックは、「SGA1000」の発売を機に、サブギガ帯無線技術の活用をさらに推進していくと予想されます。

今後、より高性能な製品や、さまざまな用途に対応した製品の開発が期待されます。また、サブギガ帯無線技術は、IoTやスマートシティなど、さまざまな分野での活用が期待されています。コンテックの技術革新が、これらの分野の発展に貢献していくことに期待したいです。


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