マンホールが生んだ新たなアパレルブランド
新潟県小千谷市から登場したアパレルブランド『JAPAN UNDERGROUND』は、世界初のマンホールデザインをモチーフにした洋服を提供しています。このブランドは、日本各地を巡り、その地方の特有なマンホールデザインを取り入れたTシャツを製作し、地域の魅力を発信しています。
ブランドの成り立ちと理念
『JAPAN UNDERGROUND』の代表、足立拓海氏は自身の経験を活かし、マンホールデザインを通じて日本を応援し、地域の魅力を再発見してもらうことを目指しています。彼はアパレルブランドを立ち上げた背景として、日本が誇るマンホール文化に注目したことに起因しています。地方自治体が独自性を持つマンホールデザインは、日本の魅力を発信するための重要な要素となっています。
マンホールTシャツの展開
2021年7月から開始された『JAPAN UNDERGROUND』は、北海道を皮切りに全国を巡り、それぞれの地域のマンホールデザインを採用したTシャツを商品化してきました。すでに北海道、東北、北陸地方のデザインを取り入れたコレクションが登場しており、それぞれの都市にちなんだデザインが施されています。
- - 北海道コレクションには小樽市や札幌市など5都市のマンホールが。
- - 東北コレクションでは青森市、秋田市、岩手市を含む6都市のデザインが反映されています。
- - 北陸コレクションは新潟県の小千谷市や富山県の滑川市等、6都市に対応しています。
どのコレクションも、地域の特徴や文化を感じさせるデザインが魅力で、消費者はそのデザインからその土地についての興味を深め、旅行や観光への動機付けにも繋がります。
価格と販売方法
『JAPAN UNDERGROUND』のTシャツは、オンラインストアで販売されており、価格は4,100円(税込)で、送料は全国一律800円とされています。現在は白と黒の2色展開が行われており、サイズも複数用意されています。
文化と地域活性化に貢献
このプロジェクトの大きな特徴は、デザインされたTシャツを通じて都市や町の文化を知り、訪問者を増やすことに貢献する点です。マンホールデザインを用いた洋服は、その地域の名所や名産を知るきっかけを提供し、市町の魅力を発信する効果が期待されています。
また、下水道や公共交通機関の利用促進にも寄与できると考えられており、地域の経済活性化に繋がる可能性があります。特に、下水道のイメージアップは重要な要素となっており、デザインを通じて関心を集めたいという願いが込められています。
SNSでの情報発信
『JAPAN UNDERGROUND』は、SNSを積極的に活用し、YouTubeやInstagram、Twitterなどで地域のマンホールデザインやおすすめスポット情報を発信しています。これにより、より多くの人々にその魅力を伝え、参加を促しています。
まとめ
新潟県小千谷市に根ざした『JAPAN UNDERGROUND』の取り組みは、オシャレなマンホールデザインを通じて地域の魅力再発見へと繋がる興味深いプロジェクトです。今後どのように各地域のデザインが広がっていくのか、楽しみな展開となるでしょう。