下呂市の新サービス
2025-05-23 10:52:49

高齢者の生活を支える新サービス、下呂市で導入開始

近年、高齢化が進んでいる日本。岐阜県下呂市では、高齢者の孤立やそれによるリスクが深刻化しています。この状況に対処するため、株式会社Tri-Arrowが開発したLINEを活用した訪問代替型ICT見守りサービス「LINEでみまもる らいみー」が、地域金融機関である益田信用組合との連携により、下呂市で導入されることとなりました。

「らいみー」の特徴


「らいみー」は、スマートフォンを持っていればすぐに使用できるシンプルな仕組みです。LINEアプリさえあれば、特別な機器や複雑な設定は不要で、高齢者自身が簡単に安否確認を行えるようサポートします。また、日々の安否確認メッセージや異常時の自動通知、さらには心温まるメッセージの配信など、高齢者の孤立感を軽減し、彼らの生活に「安心」と「つながり」を持たせるように設計されています。

地域と共に歩む取り組み


下呂市の高齢化率が35%以上に達する中、高齢者は一人でいることが多く、孤独死のリスクが増しています。内閣府の統計によると、社会的に孤立したまま亡くなる方の数は年間21,000人以上です。このような深刻な現状を受けて、益田信用組合は地域密着の姿勢を大切にしながら、高齢者支援活動に取り組んできました。同組合は地域の皆さんと普段から顔を合わせ、信頼関係を築いているため、見守りが必要な高齢者や、家族と離れて暮らす世帯を的確に把握し、サービスが必要な方に直接案内することができます。

持続可能な支援モデル


この「らいみー」によって、高齢者の孤立を防ぐだけでなく、地域全体で見守る仕組みを構築することが目指されています。金融機関とデジタルサービス、福祉を掛け合わせたこの新しいアプローチは、多くの地域に展開していく予定です。今後、下呂市のモデルが全国的に普及することを願っています。

代表者のコメント


株式会社Tri-Arrowの河村文太社長は、「地域の金融機関との連携を通じて、高齢者が“ひとりじゃない”と感じられる社会を実現するために、今後も努力を続けていきます」と話します。また、益田信用組合の営業部長、細江和弘氏も「『らいみー』との連携は、高齢者に安心を届け、地域の結びつきを強化する大切なステップである」と強調しています。

サービス概要


「LINEでみまもる らいみー」は、スタンダードプランが月額970円(税込1,067円)、プレミアムプランが月額1,580円(税込1,738円)です。ホームページからQRコードを利用し、LINEの友だち登録を行うことで、すぐに体験版を利用することが可能です。日々のコミュニケーションが高齢者の生活を支える大きな助けとなります。

サービスの詳細やお申し込みは、Tri-Arrowのホームページをご覧ください。岐阜県下呂市における新しい地域支援モデルが、今後の事例として他の地域にも広がることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社Tri-Arrow
住所
岐阜県高山市一之宮町 3573-2
電話番号
050-3114-0220

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