酪農の持続可能な未来に向けた暑熱対策セミナー
2025年3月4日、北里大学獣医学部動物飼育管理学研究室と雪印メグミルク株式会社酪農総合研究所の共催による「酪農・暑熱対策セミナー」が、東京のTKPガーデンシティPREMIUM品川高輪口ホールで開催されます。このセミナーは、異常気象が常態化する中での酪農生産への影響とその対策について議論される場です。
セミナーの背景
近年、温暖化の進展と猛暑の頻発により、乳用牛の生産性が脅かされています。特に2023年から2024年にかけて過去最高の気温が記録され、乳牛にとって厳しい環境が続いていることが懸念されています。そのため、北里大学および雪印メグミルクの共同研究によって得られたデータや知見が重要な意味を持つことが期待されています。研究の中で、牛舎の環境が乳用牛の生産性に与える影響が分析され、多くの新たな示唆が見えてきました。
セミナーの目的
このセミナーは、酪農業界における暑熱環境への対応策を効率的に disseminate(普及)し、乳用牛のストレスを軽減することを目指しています。国内の酪農生産に関わるさまざまな関係者が一堂に会し、情報の共有と意見交換を行う機会となるでしょう。参加者には、温暖化の影響を受けた酪農生産の未来に関する見解を広めることが求められています。
セミナーの主な内容
本セミナーでは、2つの基調講演が行われます。
- - 基調講演:「酪農生産における温暖化対応と将来の在り方について」
講師:酪農学園大学 教授 堂地修氏
こちらでは、温暖化の影響下での酪農の持続可能性について、国内外の事例を交えつつ説明が行われます。
- - 講演:「近年の暑熱環境は乳用牛の乳生産性・繁殖性にどう影響しているか」
講師:北里大学獣医学部 准教授 鍋西 久氏
暑熱環境の中で、どのような対策が有効か、具体的な研究結果が発表されます。
参加方法
参加を希望する方は、事前登録が必要です。QRコードもしくは指定されたリンクから申し込みが可能です。定員は約100名であるため、早めの申し込みをお勧めします。参加費は無料です。
お問い合わせ先
参加に関する問い合わせは、ライブストックジャパン株式会社様に行うことができます。電子メールでの連絡も受け付けています。
E-mail:livestock@ozzio.jp
このセミナーは、持続可能な酪農の実現に向けての重要な一歩となります。興味のある方はぜひご参加ください。