フットウェアブランド「GIDDY」について、運営会社の株式会社FOOLSが新たに実施した第三者割当増資に注目が集まっています。今回の資金調達額は3100万円であり、その資金をどのように活用するのか、またブランドの成長戦略について深掘りしていきます。
GIDDYとは?
「GIDDY」は、デザインと快適性を兼ね備えたフットウェアを提供するブランドです。設立からわずか数年で、公式オンラインストアでは発売後3日で完売する製品も出るほどの人気を誇っています。株式会社FOOLSは2019年に設立され、ファッションブランドの新たな形を創出し続けることを使命としています。FOOLSという社名は、まだ完全ではないがその可能性を秘めた「未完成」の状態を象徴する言葉です。
成長戦略の3つの柱
株式会社FOOLSは、「GIDDY」の成長には以下の三つの戦略が不可欠であるとしています。
1.
世界レベルのD2Cブランド確立:日本国内市場だけに依存することなく、海外の顧客とも積極的にコミュニケーションを取ることで、新たな市場開拓を目指します。特に、海外からのフォロワーが70%を占めるというのは大きな強みです。
2.
クラウドブランディングの推進:さまざまなデザイナーや企業とのコラボレーションを通じて、ブランド力を強化し成長を加速させます。実際に、昨年のパリコレクションではアントワープシックスのデザイナーとのコラボも実現しています。
3.
サプライチェーンの革新:持続可能な製品運用を目指し、3Dプリント技術の研究開発を進め、在庫処分を最小限に抑える受注生産システムを作り上げていく計画です。カスタマイズを取り入れた新しい形でのクリエーション開発を行っていく意向を示しています。
調達資金の使途
今回の3100万円の増資において、特に注目されるのが資金の使途です。主な二つの目的として、
- - プロダクト開発の強化:新しいアイテムの追加リリースにより、顧客に幅広い選択肢を提供。2020年には新型商品も予定されています。
- - マーケティングの強化:オンラインストアの機能改善や、国内外の取引先店舗を拡大し、より多くの顧客と接点を持つことを目指します。
これにより、顧客とのタッチポイントを増やし、さらなるブランドの認知度向上と成長を図ります。
まとめ
株式会社FOOLSが運営する「GIDDY」は、独自の成長戦略に基づき着実に成長を続けています。今後の展開や新商品のリリースを楽しみにしつつ、ブランドの進化に注視していきたいと思います。ファッションという枠を超え、新しい価値を提供する「GIDDY」に今後も目が離せません。