移動ナビアプリ実証実験
2025-01-30 17:24:32

トヨタ・モビリティ基金が障がい者向け移動ナビアプリの実証実験を開始

トヨタ・モビリティ基金が障がい者向け移動ナビアプリの実証実験を開始



一般財団法人トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、フランスのヴィシー市と協力し、障がい者向けの移動ナビゲーションアプリの実証実験をスタートしました。これは、身体的な能力に関係なく、誰でも安全に自立して移動できる社会の実現を目指す取り組みの一環です。

実証実験の概要


このプロジェクトは、昨年秋から段階的に準備が進められ、ついに全面的に始動する運びとなりました。実証実験の期間は2025年2月から2026年1月までの1年間で、主にヴィシー市街地や同市の総合スポーツセンターに焦点を当てています。これにより、障がい者が直面する移動の課題に特化したナビゲーションアプリを開発し、他の地域でも展開可能な形にしていくことを目指しています。

協力パートナー


このプロジェクトには、障がい者支援に定評のあるヴィシー市の他、フランス国内に拠点を置くスタートアップ企業が3社参加しています。具体的には以下の企業です:
  • - Andyamo社:市内とスポーツ施設間の移動を目的としたマルチモーダルナビゲーションアプリを提供。
  • - Okeenea社:スポーツ施設内での移動を助ける音声アシスト機能を持つアプリ「Evelity」を開発。
  • - Genny Factory社:コネクテッド車いす技術を用いて道路状況を分析し、そのデータをナビゲーションアプリに統合する役割を担います。

これらの技術的支援のおかげで、障がい者が自立的に安全に移動できる環境が整えられるのです。

トヨタ・モビリティ基金の使命


トヨタ自動車は創業以来、多様なステークホルダーのニーズを重視し、公益に資する社会づくりを目指しています。その一環として2014年に設立されたTMFは、モビリティの力を活かし、世界各地で様々な移動課題への対応を行い、より豊かな社会を実現するべく広範なプロジェクトに取り組んでいます。障がい者支援を通じて、全ての人々が納得できる移動手段を提供することが、今後の大きな使命となるでしょう。

この実証実験は、障がい者の移動に関する新たな可能性を切り開く大きな一歩となり、全国でのモデル展開にも繋がることが期待されています。移動における困難を抱える方々にとって、この取り組みが新たな希望となることを願っています。


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会社情報

会社名
一般財団法人トヨタ・モビリティ基金
住所
東京都文京区後楽1丁目4-18トヨタ東京本社内
電話番号
03-3817-9960

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