AREA、NYCxDESIGN Awards 2026での快挙
日本の家具・インテリアブランド「AREA」が、ニューヨークで開催される国際的デザインアワード「NYCxDESIGN Awards 2026」において、二つの作品「chair A-10」と「floor lamp BLESSED STONE」をファイナリストに選出されました。このアワードは、世界中から集まる優れたデザインを称えるもので、最新のデザイン動向を知る貴重な機会となっています。
伝統的な技とモダンデザインが融合した「chair A-10」
「chair A-10」は、クラシックな英国ウィンザーチェアのデザインを、日本の伝統的な神社建築に基づいて再解釈した作品です。特に、鳥居から着想を得たそのシルエットや、主柱・脇柱の概念を取り入れた背構造が特徴で、日本建築の持つ静かな緊張感と現代的な美しさを見事に表現しています。
このチェアは、ブラックウォールナットやオークに加え、日本の伝統的建築で使用される欅やヤマザクラなどの無垢材から削り出されており、人間工学と熟練した職人の技法を融合させています。デザインだけでなく、日常での快適性とアートピースとしての存在感も兼ね備え、さらに伝統的な呂色の漆仕上げを施すことで耐久性と美しい経年変化を実現させています。
自然と光の調和を目指す「floor lamp BLESSED STONE」
次に紹介する「floor lamp BLESSED STONE」は、静けさや内省をテーマにした照明作品です。荒涼とした大地にひとたび落ちた稲妻をイメージしたデザインで、約2億年前に形成された愛媛県産の希少な変成岩「伊予石」を使用しています。この灯りは、どの向きにも照らすことができ、調光機能も備えています。
一本の光が石に差し込むニュアンスから感じられる自然の力強さと繊細な光が、静かな緊張感を生み出し、空間に彫刻のような存在感をもたらします。ひとつひとつ異なる表情を持つ石は、デザイナー自らが厳選したもので、量産品とは違う、一生を共にできるオリジナルアートピースとして、日常生活に静かな価値を加えます。
AREAの次なる展望
AREAは、「素材・つくり・デザイン」の三位一体を大切にし、日本の美意識や職人技術を活かした家具づくりを続けています。今回のファイナリスト選出を機に、日本発の家具・インテリアデザインの価値を世界中に発信していく予定です。受賞作品は、2026年5月18日にニューヨークで行われる授賞式にて発表される予定です。
ブランドの特徴
AREAは2003年に創業したラグジュアリー家具ブランドで、厳選された素材を熟練した職人がひとつひとつ丁寧に仕立てることで一生物の家具を提供しています。また、ヘッドデザイナーである野田豪が独特の世界観を持ち、世界中のファンに支持されています。ニューヨークのミッドタウンには旗艦店を構えており、アートとデザインの融合を体現した作品から、クオリティの高いインテリアが生まれています。
今後もAREAの動向に注目です。