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梅の力で鶏肉生産を変える『トリグーン』

近年、鶏肉や鶏卵は栄養価の高さから、より注目されています。その中で、卵や鶏肉の質を改善し、生産性を向上させるための有望な飼料である『トリグーン』が登場しました。この新しい飼料は、株式会社紀州ほそ川飼料が開発し、梅から抽出した成分に基づいています。『トリグーン』は、アスタキサンチンと同等の抗酸化力を持ち、鶏の健康を支える効果が期待されています。

トリグーンの特長と効果

『トリグーン』は、梅から抽出された有機酸や有効成分を鶏に特化して加工したもので、その抗酸化力は従来のアスタキサンチン飼料に比べ、約100倍にも及ぶとされています。この特性により、特にブロイラーや採卵鶏に以下のような効果が期待されます。

ブロイラーへの主な効果

• - 保水性向上: 鶏肉のドリップ（塩分や水分の漏出）を抑える効果。
• - 臭みの低減: 鶏肉の臭み成分を半減し、より食べやすくします。
• - 脂の酸化抑制: 鶏肉の風味を持続させ、品質を保つ役割を果たします。
• - 官能評価: 味や香りの向上が確認されています。

採卵鶏への主な効果

• - 産卵率の向上: 季節や日齢に関係なく安定した産卵が実施できます。
• - 卵質の向上: より良い卵白やハウユニット（卵の質を示す指標）の向上が期待されます。
• - 栄養価の向上: 葉酸などの重要な栄養素が増加します。
• - 卵重・産卵日量の改善: 平均卵重や生産日数において有意な差が見られます。

使用方法

『トリグーン』は飼料1トンに対して1.0kg（0.1%）を添加し、均一に攪拌して給与します。ブロイラーには21日齢から、採卵鶏には70日齢から使用が可能です。

• - 内容量／価格: 20kg入りで、税抜きの価格は100,000円。
• - 保存方法: 冷暗所で保管し、使用期限は3年です。

無料検証の実施

株式会社紀州ほそ川飼料では、トリグーンの全国展開に向けて、効果の無料検証を行っています。養鶏農家に約10万円相当の製品を無償提供し、使用前後の鶏育成データを基にした効果検証レポートを作成します。この機会は、実際の効果を確認する貴重なチャンスです。また、展示会場でも検証申し込みを受け付けています。

出展情報

『トリグーン』は、2025年10月1日から3日まで幕張メッセで開催される「農業WEEK」に出展します。この展示会は、農業や畜産業の関係者が集まる日本最大のイベントで、出展企業と来場者間で活発な商談が行われます。

• - 会場: 幕張メッセ5〜7・9・10ホール
• - 出展ブース: 株式会社紀州ほそ川飼料38-31

来場には事前登録が必要なので、スムーズに入場するためにも事前の登録をお勧めします。

企業情報

株式会社紀州ほそ川飼料は、和歌山県南部に拠点を置く老舗の梅干し屋グループであり、続けてきた梅の用途開発に特化しています。「生産することで人々に役立ち、喜んでもらう」という理念のもと、養鶏や畜産、養殖業界への製品の提供を行っています。

詳細情報や問い合わせ先は、公式サイトをご覧ください。

• - 公式サイト

このように、梅由来の抗酸化飼料『トリグーン』が、今後の鶏肉生産において、持続可能で新しい可能性をもたらすことを期待しています。

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