水素融合技術で進化した新型ボイラHydroMixシリーズが登場

水素混焼ボイラHydroMixシリーズ、いよいよ登場

2024年4月、株式会社ヒラカワが革新をもたらす水素混焼ボイラシリーズ、HydroMixを市場に投入します。この最新技術は、環境負荷軽減を目的とした水素と都市ガスの両方を燃料として使用し、国際的な環境目標に応える画期的なソリューションです。

HydroMixシリーズの特長

この新しいHydroMixボイラは、従来の技術とは異なり、CO2を排出しない水素を効率的に利用しつつ、必要に応じて都市ガスを組み合わせて安定した熱源を提供します。これは水素の利用がまだ普及途上にある日本のエネルギー市場において、特に重要なアプローチです。

水素の供給状況に応じて、都市ガスと水素の混焼が行える小型貫流ボイラや温水器もラインナップしています。これにより、現在のエネルギー事情に即した運用が可能になります。

技術革新と環境配慮

水素混焼による燃焼技術は、特にNOx排出の面での革新が見られます。ヒラカワは、都市ガスと水素の二段階燃焼方式を採用することで、NOxを大幅に削減することに成功しました。これにより、業界最高水準のNOx排出量を実現し、環境基準を大きく下回る性能を達成しています。

また、ヒラカワ独自の「管巣燃焼方式」により、高効率ながらも安全に水素を使用できるボイラが生まれました。このような技術革新は、持続可能なエネルギー社会に向けた新たな一歩となるでしょう。

今後の展望

ヒラカワは、これらの新しい製品がただ単に燃料を混焼するだけでなく、カーボンフリー社会の実現に貢献することを目指しています。さらに、ヨーロッパでのリリースが期待される水素と天然ガスの混合燃料ガスを使用した新製品も開発中です。これにより、国内初の潜熱回収型温水器としての地位を確立し、地球温暖化防止に向けた取り組みを強化していきます。