明石市に寄贈された非常トイレ『もしもくん』の開発秘話
有限会社だいだいは、9月26日に明石市に向けて非常用トイレ『もしもくん』を合計5,000回分を寄贈しました。この活動は、近年頻発する自然災害に対する備えとして、特にトイレの不足がもたらす危険性に着目し、地域の安全を守るために行われました。
寄贈の背景
最近の自然災害の増加に伴い、トイレの不足は深刻な問題として浮上しています。災害時における健康リスクや関連死を防ぐためには、迅速かつ確実なトイレの確保が不可欠です。有限会社だいだいの代表取締役社長である羽野学氏は、この問題に対する責任を感じ、自社のアウトドア事業を通じて貢献できる方法を模索してきました。
羽野氏は明石市出身でもあり、市の安全と福祉を守るために何かできることはないかと考えた結果、非常用トイレの寄贈を決意しました。これにより、災害時に市民が安心して過ごすための一助となることを目指しています。
『もしもくん』の開発秘話
『もしもくん』は、実際の被災経験を有する防災士の監修のもと開発されました。製品には便座カバー、汚物袋、ゴミ袋が含まれており、それぞれの用途に応じて色分けがされています。また、使い方を分かりやすくするための防災士監修のガイドブックや、スピード凝固する凝固剤もセットされています。これにより、実際の災害時における使用感に重点が置かれています。
寄贈の内容と場所
寄贈品は、一般的なトイレと変わらぬ使用感を目指し、シンプルでわかりやすいデザインが特徴です。具体的には、非常用トイレ『もしもくん』100回分がひとつの箱に収められ、サイズは28×18×13.5cm、重量は約3.05kgで、定価は6,980円(税込)です。
寄贈された場所は、明石市市役所。この取り組みが、市民の安心・安全に繋がることを期待しております。
今後の活動
有限会社だいだいは、今後も地域の防災意識を高めるため、さらなる有用な商品開発や寄贈活動に取り組んでいく方針です。地域社会と連携しながら、持続可能な発展を目指していきます。これからも、地域の安心・安全をサポートする企業として、皆様のお役に立てるよう努めてまいります。
有限会社だいだいは、1997年に設立され、兵庫県神戸市に本社を置いています。防災商品の開発だけでなく、地域に根差した事業活動を通じて、持続的な地域社会を実現するための取り組みを続けています。だいだいの今後の活躍にご期待ください。