高齢者の安全運転を応援する新しい取り組み「CogEvo」が始動
トヨタ・モビリティ基金が主催する「タテシナ会議分科会」において、交通事故による死傷者ゼロを目指す新たな試みとして、株式会社トータルブレインケアが提供する認知機能チェックツール「CogEvo」が採用されました。この取り組みは、広島県三次市において2026年6月から実施される予定で、高齢者の安全運転をサポートすることを目的としています。
「タテシナ会議」とは?
「タテシナ会議」とは、産業界、行政、学術界が一丸となり、交通事故死傷者をゼロにするために活動している組織です。この会議には、マツダやデンソー、日本旅行などの企業が参加しており、地域の安全運転環境の構築に向けた具体的な施策が検討されています。
高齢者安全運転支援分科会の役割
タテシナ会議内に設置された「高齢者安全運転支援分科会」では、高齢者の交通事故防止や、「生涯現役ドライバー」を目指すための施策が進められています。この実証実験は、自治体と連携し、地域に特化した取り組みを展開するものです。
CogEvoの役割
「CogEvo」は、簡単に楽しめるゲーム感覚で実施できる認知機能チェックツールです。参加者は自身の「脳体力」を測定し、その結果を通じて運転能力や認知機能の関連性を理解することができます。具体的なプログラム内容は以下の通りです:
- - 認知機能の可視化:見当識、注意力、記憶力、計画力、空間認識力の5つの認知機能を測定し、どの程度の「脳体力」があるのかを確認します。
- - 気づきの提供:測定結果をもとに専門家による講演を実施し、認知機能と運転技能の相関を学ぶ機会を提供します。身体体操と組み合わせたプログラムも予定されています。
- - モチベーション向上:参加者は自身の強みや弱みを理解することで、ドライブレコーダーを使用した運転の振り返りを行い、安全運転の習慣化を目指します。
今後の展望
この実証実験は2026年度を通じて行われ、その成果を基に2027年度には本格的な事業としての展開を目指しています。また、他地域への拡大モデルの構築も視野に入れています。
CogEvoの特徴
「CogEvo」は、スマートフォンやタブレットを使用して、誰でも手軽に認知機能をチェックしトレーニングできるクラウド型ツールです。医療や介護現場だけでなく、企業の健康経営やモビリティ安全対策にも活用されており、多様な分野での実績があります。
株式会社トータルブレインケアの紹介
本社を兵庫県神戸市に構える株式会社トータルブレインケアは、医療・介護分野から生まれた知見を活かし、「脳体力トレーナーCogEvo®」を開発しています。高齢者が安心して運転を継続し、より良い生活を送ることができるよう、「脳体力の見える化」を通じて自治体や企業への提供を進めています。
これらの活動を通じて、高齢者が自分自身の運転能力を客観的に理解し、より安全に運転を続けられる環境が整うことが期待されます。この取り組みは、高齢者にとって重要なライフスタイルの一環となりうるのです。今後の進捗に注目です。