森を守るクリスマスリースプロジェクトの取り組み
一般社団法人森を守るクリスマスリース協会が主催する「森を守るクリスマスリースプロジェクト」は、今年で4回目の実施を迎えました。このプロジェクトは、寄付プラットフォームSyncableを利用し、全国の支援者に、森林整備で発生したスギやヒノキの枝葉をリース作りの材料として提供しています。
クリスマスのリース作りを通じて、自然を守ることの大切さを普及することを目的とし、参加者にはリースの材料を手に入れる楽しみと共に、森林整備や自然保護の重要性を学ぶ機会を提供しています。この取り組みは、集まった支援金の一部が、木こりの活動や植林活動に使われることで、持続可能な森林の維持にも貢献しています。
森の少子高齢化とは
日本において「森の少子高齢化」が進行中と言われています。国土の7割が森林であるにも関わらず、木材の輸入依存や国内産木材の需要減少により、木こりの数が減少しているのです。その結果、森林の整備が行き届かず、若い苗木を植える余裕がなく、高齢の木々だけが残るという事態に陥っています。このような現状は、私たちの暮らしにとっても大きな影響をもたらします。
プロジェクトの背景
「森を守るクリスマスリースプロジェクト」は、地域密着型の活動として、温室効果ガスの排出を抑える効果も期待しています。今年は、富士山麓、奈良県吉野郡、宮崎県東臼杵郡の3カ所から枝葉を集めて配送。来年には8都道府県にまで拡大し、最終的には全国47都道府県での実施が目指されています。これにより、地元での森林整備や植林活動が促進され、地域毎の健全な森林をつくることが期待されます。
参加方法と返礼品
プロジェクトへの参加方法は至って簡単です。寄付を通じてクリスマスリースの材料を受け取り、ご自宅でリース作りを楽しむことができます。返礼品には、材料一式が含まれたセットや、手間いらずで飾れる完成品のリースがあり、クリスマスの準備をサポートします。この取り組みを通じて、自身が何かに参加しているという意識を高め、森や自然を大切にする心を持つことができるのです。
今後の展望
私たちは、「森を守るクリスマスリースプロジェクト」を恒常的に実施し、ワークショップを通じて日本の森に関する啓発活動も続けていきます。森の重要性を理解し、地域の健全な森林づくりを広めるために、引き続きコミュニティとの連携を深めていく予定です。今回のプロジェクトを通じて、多くの方に森林保護の意識を高めていただき、森を守る活動が広がることを願っています。
「森を守るクリスマスリースプロジェクト」は、ただのクリスマスの楽しみではなく、未来を見据えた大きな活動でもあるのです。この機会を逃さず、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。