スーパーソルガム栽培
2013-09-27 00:35:29
オーストラリアでのスーパーソルガム栽培に向けたデモンストレーション活動を開始
シスウェーブHD、オーストラリアでスーパーソルガム栽培開始
シスウェーブホールディングスがオーストラリアのクイーンズランド州で、新たにスーパーソルガム種子の販売に乗り出すことを発表しました。オーストラリアの肥沃な土壌と豊富な地下水を活用し、業界の先端を行く農業技術を展開することになります。
スーパーソルガムとは
スーパーソルガムは、収穫量が高く、耐乾性にも優れた穀物です。特にオーストラリアの乾燥地帯での栽培が有望視されており、農業生産性を高めるための重要な作物となっています。今回シスウェーブHDは、日本ソルガムとアースノートとの覚書をもとに、オーストラリア国内でのスーパーソルガムの販売権を取得し、現地の農業団体と密接に連携していく計画です。
クイーンズランド州とバーデキン地区の特徴
シスウェーブHDが注目するクイーンズランド州バーデキン地区は、年間900万トンのサトウキビを生産する大規模な農業地帯です。この地域は地下水が豊かで、全ての圃場に灌漑技術が導入されているため、農業生産性が非常に高いのが特徴です。これにより、スーパーソルガムの栽培も高い収穫量が期待できるとされています。実際、インドネシアでの実証データによると、スーパーソルガムは1ヘクタールあたり年間430トン近い収穫が可能であり、クイーンズランド州でもさらなる収量が見込まれています。
RDA社とのパートナーシップ
また、シスウェーブHDはオーストラリアの農業開発企業RDA社と協力し、スーパーソルガムのデモンストレーション栽培を行うことが決まりました。両社は強力なネットワークを活用し、約3ヘクタールの圃場での実験的な栽培を進める予定です。これにより、地元の農業従事者たちがスーパーソルガムの導入を勧められる環境を整えることを目指します。
プロモーション活動の展開
シスウェーブHDは、デモ栽培の中での成功事例を通じて、国内外の農業団体や企業に向けたプロモーション活動を展開する計画です。特に、令和26年1月を目処に、スーパーソルガムの成長過程を実際に見られる見学会を開催し、その成果をアピールすることで、さらなる販売促進を図る予定です。また、この機会を利用して糖液やバガスを活用した新規事業開発にも挑んでいく方針です。
会社情報
シスウェーブホールディングスは、神奈川県川崎市に本社を構える企業で、1970年に設立されました。グループ企業として様々な関連事業を展開しており、証券コードは6636です。今後も海外展開や新技術の導入に注力し、持続可能な農業の実現を目指しています。
シスウェーブホールディングスの公式ウェブサイトでは、さらなる情報が提供されており、関心のある方は是非ご覧ください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ソルガム・ジャパン・ホールディングス
- 住所
- 東京都品川区北品川5-9-15渡辺コーポレーションビル
- 電話番号
-
03-6450-3616