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Space BDが6回目のライフサイエンス事業打上げを完了

宇宙産業のリーダー、Space BD株式会社は、2025年4月21日に国際宇宙ステーション（ISS）日本実験棟「きぼう」を利用したライフサイエンス事業の6回目の打上げを行い、その成功を発表しました。今回はSpaceX社が運用するNASAの「Commercial Resupply Service mission」(SpX-32)において、科学研究機関のサンプルを搭載し、午後5時15分（日本標準時）に「Falcon 9」ロケットによって打ち上げられました。

この打上げにより、Space BDはライフサイエンス事業でこれまでにおよそ540件のサンプルをJAXAの公募案件を通じて搭載し、さらに有償利用サンプルとして37件を追加してきました。この取り組みによって、宇宙での研究が一層進展できる環境が整いつつあります。

ISS「きぼう」におけるタンパク質結晶化実験

Space BDは特にタンパク質結晶化実験を通じて、地上では得られない高品質なタンパク質結晶を生成するサービスを提供しています。微小重力環境を利用することで、これまでの研究では得られなかった品質の結晶が得られることから、新薬開発のスピードアップやコスト削減に寄与しています。これらの成果によって、Space BDはさらなる高付加価値サービスの提供を目指し、地球上での社会課題の解決に取り組んでいきます。

会社概要と今後の展開

Space BDは、2017年に設立された宇宙商社であり、日本の宇宙ビジネスをグローバルな産業として育てることを目指しています。創業以来、多様な宇宙輸送手段を提供し、ISSをはじめとした宇宙事業を支援するためのエンジニアリングなどの技術的なサポートを行っています。技術力に基づく事業開発と営業力を武器に、さまざまな話題や背景を持つメンバーが集結し、官民連携での宇宙事業の発展を推進しています。現時点で、約90件の衛星取扱いを含む、610件以上の宇宙輸送実績を誇ります。

Space BDの本社は東京都中央区にあり、代表取締役社長を務める永崎将利がリーダーシップを発揮しています。公式ウェブサイトはこちらで、事業内容や今後の研究開発の進捗を随時更新しています。宇宙を活用した新たなビジネスモデルの開発により、人類の未来を切り拓くSpace BDから目が離せません。

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