整体院への意識調査
2024-07-05 16:53:14

国民皆保険の光と影? 整体院への意識調査でわかった、現代人の健康観

整体院への意識、あなたはどのタイプ?国民皆保険の光と影



「国民皆保険」の恩恵を受け、医療機関へのアクセスが容易な日本では、身体の不調を感じたらまず病院へ行く人が多いのが現状です。しかし、近年高まる医療費問題や、病院以外の選択肢に対する関心の高まりを受け、整体院への意識はどのように変化しているのでしょうか?

株式会社メディカルブックジャパンが実施した「整体院に関するアンケート調査」の結果から、現代人の健康観、そして整体院に対する現状と課題が見えてきました。

# 病院以外への選択肢は?



アンケートでは、身体の不調を感じた際に病院以外にどのような施設へ行くか尋ねたところ、「病院以外へは行かない」と回答した人が6割を超え、圧倒的な割合を占めました。国民皆保険制度の恩恵により、病院へのアクセスが容易で、医療費への負担も少ないことが背景にあると考えられます。

一方で、病院以外では「整骨院」が19.3%と最も多く、次いで「マッサージ(13.0%)」「整体院(11.7%)」「リラクゼーション(8.7%)」と続きました。身体の不調に対して、病院以外でも様々な選択肢があることを示唆しています。

# 行きつけの整体院は?



「行きつけの整体院はあるか」という質問に対しては、「ない」と回答した人が78.3%と大多数を占め、「ある」は14.7%にとどまりました。さらに、「行きつけはないが店舗をかえて定期的に整体院に通っている」という回答も7.0%と1桁台に留まり、整体院を定期的に利用する習慣は根付いていないことがわかります。

# 整体院のイメージは?



整体院に対してどのようなイメージを持っているか尋ねたところ、「身体の不調を治してくれる場所」が32.3%と最も多く、次いで「どこを選んで良いかわからない(28.3%)」「何も思わない(22.7%)」「何をしてくれるかわからない(15.3%)」「自分には関係のない場所(15.0%)」という結果になりました。

整体院の存在は認知されていても、具体的にどのような施術を行っているのか、どんな症状に効果があるのかなど、理解が深まっていない人が多く、さらには無関心な人も一定数いることがわかりました。

# 整体院へ行く症状は?



どのような症状があったら整体院へ行くか尋ねたところ、「腰痛」が43.3%と圧倒的な支持を集め、次いで「肩こり(22.7%)」「首のこり(12.0%)」と続きました。腰痛は現代人に多く見られる症状であり、病院だけでなく、整体院へのニーズも高いことがわかります。

# 整体院に求めるものは?



整体院に何を求めるかという質問に対しては、「技術(36.0%)」「痛み・不調の原因を見つけてくれる(27.0%)」「値段の安さ(11.7%)」という結果になりました。痛みを取り除く技術や、痛みの原因究明は、整体院に期待される重要な要素である一方、「知識(5.3%)」や「経験(3.7%)」は、あまり求められていないという現状が浮き彫りになりました。

# 整体院の未来:医療費問題と予防医療



整体師であり、株式会社メディカルブックジャパン代表の松田圭太氏は、今回の調査結果を受けて、日本の医療費問題と予防医療の重要性を訴えています。「病院だけでなく、治療院の選択肢を増やし、病院に行く前に対処できる体制を整えることで、医療費問題の解決に貢献できる」と主張しています。

また、松田氏は、整体師の育成にも力を入れており、将来は整体師を含めたセラピストの育成が、医療費問題の解決に繋がるのではないかと考えています。

整体院への理解を深め、健康的な生活を



今回の調査結果から、整体院に対する認識はまだまだ十分とは言えない状況が明らかになりました。しかし、病院以外の選択肢として、整体院が注目され始めており、その役割はますます重要になっていくと考えられます。

身体の不調を感じた際に、病院だけでなく、整体院などの選択肢も検討し、自分に合った方法を見つけていくことが大切です。健康的な生活を送るために、積極的に情報を収集し、正しい知識を身につけることが重要です。


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