祖父母と孫の絆
2019-11-28 15:01:13
シニア世代の祖父母と孫の関係を深める新たなサポートサービスとイベント
シニア世代の心に響く祖父母と孫の関係
近年、シニア世代と孫の関係が冷え込んでいるという話をよく耳にします。しかし、実際には彼らがどのように感じ、何を求めているのかを知るための調査が、りそな銀行によって実施されました。この調査には、特に祖父母から孫への想いやメッセージがどのように受け取られているのかが焦点を当てられています。
調査の背景と目的
2019年5月から、りそな銀行は『まごハコ』という贈与サポートサービスをスタートしました。このサービスは、祖父母から孫への贈与資金だけではなく、手紙や写真、ビデオレターなどの想いを詰め込んだタイムカプセルを預けるという、家族の絆を深める新しい形の贈与です。この取り組みを記念して、孫の日に合わせてシニアと孫が一緒に参加できるイベントを開催し、そこから得たデータを元に調査が行われました。
調査の実施内容
調査対象となったのは、シニア向けの情報発信サイト『シュミカツ!』の登録会員527名で、インターネットを通じて行われました。調査の結果、意外な事実が明らかになりました。
祖父母からの言葉を覚えていないシニアが多い
調査によると、71.2%のシニアが祖父母から受けた言葉を「覚えていない」と回答しました。これは、祖父母からの言葉の価値が、シニア世代にとっても重要である一方で、その言葉が記憶に残っていないことを示しています。
手紙やメッセージの不足
さらに驚くべきことに、86.9%のシニアは祖父母から手紙やメッセージを受け取ったことがないと答えました。にもかかわらず、75.5%のシニアはもし手紙やメッセージがあったら「とても見たい」「どちらかと言えば見たい」と感じていることがわかりました。これは、言葉でのコミュニケーションが重要視されている証拠です。
孫への想いを伝えたいシニア
およそ79.7%のシニアが、孫に対して想いや言葉を伝えたいと思っています。これは、祖父母としての愛情や思いを表現し、次世代に伝えようとする姿勢が確かであることを示しています。
孫との交流の工夫
さらに、10月の調査では、75.8%のシニアが孫と会うために様々な工夫を行っていることも判明しました。外食やイベント、テーマパークへのおでかけなど、シニアたちは意欲的に孫との関係を深める努力をしているのです。
イベントの紹介
『まごハコ』サービスの一環として、りそな銀行とセガゲームスの共同によるイベントが、孫の日の10月20日に開催されました。参加者たちは祖父母と孫が共に手紙を書いたり、一緒に写真を撮ることで、思い出を共有する貴重な時間を過ごしました。このような交流の場が、家族の絆を育む一助となっていることは間違いありません。
まとめ
調査結果からは、シニア世代が祖父母としての役割を果たしたいと考えていることが強く示されています。『まごハコ』のような新しいサービスは、これらの願いを後押しするものとして期待されており、今後も家族間の絆を強化するための取り組みが続けられることが求められています。
会社情報
- 会社名
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株式会社りそな銀行
- 住所
- 東京都江東区木場1丁目5−65深川ギャザリア W2棟
- 電話番号
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