秋田県にかほ市で太陽光発電を利用した実証試験が開始

秋田県にかほ市で太陽光発電を駆使した実証試験が始動

秋田県にかほ市の道の駅「象潟ねむの丘」隣接のガソリンスタンド「SELF象潟」にて、明和工業株式会社が新たな試みに着手しました。その名も「ソライユポート」です。この取り組みは、太陽光発電を基盤とした先進的なシステムを実証するものです。

ソライユポートの革新性

ソライユポートは、特別に設計された太陽光パネルを使用した駐輪場で、こうした屋根材を利用した発電システムは、環境保護意識の高まりとともに注目されています。発電された電気は、搭載されている蓄電池に貯められ、普通の時には電動自転車の充電に使え、災害時にはAC100Vの電源を供給することも可能となっています。このシステムは、インフラに依存しないオフグリッド仕様であり、自家発電と自家消費のモデルを実現しています。

実証試験の目的と内容

明和工業は、株式会社山二と連携し、観光客向けに電動キックボードのレンタルサービスを立ち上げる予定です。このレンタル事業の運営においては、消費電力を再生可能エネルギー100％で賄うことを目指しており、その実現に向けてソライユポートを設置しました。この取り組みでは、太陽光発電によって生成された電力で電動キックボードの給電が行われます。

実証試験は2024年の9月初旬から11月にかけて行われる予定で、システムの動作確認や強度チェックが行われます。明和工業は、持続可能なエネルギー利用と省エネの実現に向けて一歩を踏み出しています。