磁器づくりの魅力を解剖
陶芸を愛するすべての人に、磁器づくりに挑戦する楽しさを伝えるべく刊行される本書『磁器づくり入門』。著者の奥絢子氏が彼女自身の経験を基に、初心者から上級者まで幅広く対応できる内容を提供します。繊細な技術が求められる磁器づくりですが、本書ではその基本から応用技術までを丁寧に解説しており、手にすることでスムーズに制作に取り組めるでしょう。
基礎から学ぶ磁器づくり
本書では、まず土の練り方から始まり、どのように磁器が作られるのか、そのプロセスを具体的に示しています。土を練る「タニシ練り」は特に注目すべき手法で、再生方法にも触れながら実践的なアイデアが盛り込まれています。
その後、成型に関する章では、塊づくりや紐づくりといった基本技術を解説し、それぞれの長所や短所に焦点を当てます。湯呑や飯椀、急須など多彩な作品が作れるよう、必要な知識が体系的に整理されています。さらに、組み立てつつ作品を形作る過程も細かく教えてくれるため、完成イメージを描きやすいのが嬉しいポイントです。
装飾技巧と焼成の重要性
内装の技術として、蛍手や釉象嵌、イッチンといった装飾方法についても詳しく説明されています。これらの技術の数々は、作品の仕上がりに大きな影響を与えるため、細部にまでこだわりたい方には特に役立つ情報が満載です。文章だけでなく、豊富な写真が付き従い、視覚的にも理解しやすい工夫がなされています。
最後に、釉掛けと焼成についての詳細な解説があり、作品制作の一連の流れを理解することができます。このプロセスにおいて、影響を与えるさまざまな要因を学ぶことで、より効果的な磁器づくりが可能になるでしょう。
幅広い読者に対応
『磁器づくり入門』は、単なる初心者向けの手引きではなく、すでに技術を持つ人々にとっても技術を磨く参考になる内容です。新たな技術を習得したい方や、趣味としての陶芸をより深めたいと考えている方にも、非常に有益な一冊となることでしょう。
著者の奥絢子氏は、経歴豊かな陶芸家であり、多くの公募展での入選や入賞経験を持つ実力者です。彼女の優雅でありながら繊細な装飾技術は、多くのファンに支持され、東京での個展や教室運営を通じてその魅力を広めています。彼女の作品は、質感とデザインのバランスが絶妙で、見る者を引き込む力があります。
このような著者による本書は、陶芸が初めての方でも安心して取り組める内容となっており、また、さらなる高みを目指す方にも新たなインスピレーションを与えてくれることでしょう。
さて、著者の前向きなピースによって、あなたも「磁器づくり」に挑戦してみませんか?きっと、その過程と作品に愛着がわくことでしょう。今後は、自分自身のスタイルを確立し、陶芸の魅力を存分に楽しむ時間が待っています。*
書籍『磁器づくり入門』は2026年3月5日に発売されます。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてください。