姫路市のAI改革
2025-05-21 11:23:51

姫路市がAI音声認識で子育て支援業務を効率化!

姫路市のAI音声認識システム導入



兵庫県姫路市では、2025年3月からAI音声認識ソリューション「AmiVoice Communication Suite」を導入し、子育て支援室および福祉部門の業務を効率化する取り組みが始まりました。このシステムは、電話での児童相談の内容を自動で文字起こしし、記録業務の負担を軽減することを目的としています。導入はNECネッツエスアイ株式会社によって行われました。

課題の背景



行政機関における相談は多くが電話で行われ、職員は相談内容の記録に多くの時間を取られていました。これにより、相談の解決に必要な検討時間が圧迫され、さらには時間外労働の増加も課題でした。通話が終わった後には、メモをもとに記録を作成するため、情報の共有が迅速に行えず、担当以外の職員が相談の状況を把握しづらい現状がありました。

実証実験の実施



姫路市では、2024年1月から2月にかけて「AmiVoice Communication Suite」を用いた実証実験を実施しました。この結果、記録作成にかかる残業時間が月平均16時間から5.5時間に短縮され、記録の質も向上しました。また、年休取得率は前年度の月平均0.7日から1.6日へと改善され、職員の働き方の改善が見られました。

システムの拡大と本稼働開始



これらの成果を受けて、姫路市は利用対象を子育て支援室(児童相談)や福祉部門(DV相談、福祉相談、いじめ相談など)に拡大。2025年3月には正式に利用が開始されることとなりました。

姫路市の意義



メディアからのインタビューに応じた姫路市子育て支援室の技術主任、藤井宏昭さんは「人口減少社会において多様化する相談ニーズに対応するため、AIシステムを活用しています。人にしかできないサービスの質を追求することで、相談支援の質をより一層充実させ、市民福祉の向上に貢献していきます」と述べています。

アドバンスト・メディアの今後の展望



アドバンスト・メディアは今後もAI音声認識技術を用い、自治体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するサービスの提供と開発に取り組む方針です。住民との接点でのサービス向上や職員の業務負担の軽減、さらにこれを通じた働き方の改革にも寄与することを目指しています。

「AmiVoice Communication Suite」の特徴



「AmiVoice Communication Suite」は、国内シェアNo.1のAI音声認識ソフトウェアを搭載しており、リアルタイムでの通話内容の全テキスト化や感情解析、話題抽出機能など多くの機能を備えています。また、セキュアな環境のもとで運用できるため、自治体のニーズに柔軟に応えられます。

今後もこの取り組みにより、姫路市の行政サービスの質向上が期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社アドバンスト・メディア
住所
東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャイン60 42階
電話番号
03-5958-1031

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