近鉄・都ホテルズ、ファンとのつながりを深める新サービス導入を発表

近鉄・都ホテルズが「Fan Fan Fan」を導入

株式会社近鉄・都ホテルズが、ナインアウト株式会社の提供する「Fan Fan Fan」を導入したことが発表されました。この新しいサービスは、広範囲にわたる顧客との接点を強化し、特に新規顧客の獲得と既存会員の満足度向上を目的としています。

導入の背景

近鉄・都ホテルズは、都市型シティホテルから高級リゾート、そして歴史ある旅館まで、多様な25の宿泊施設を展開するホテル運営会社です。1890年の創業以来、国賓や皇室を含む多様な顧客にサービスを提供しており、業界内での信頼性を誇ります。しかし、最近の宿泊業界ではOTA（Online Travel Agent）経由の予約が主流となり、ホテル側が「なぜそのホテルを選んだのか」という顧客の本質的なニーズを把握するのが難しい状況になっています。

この状況を打破すべく、近鉄・都ホテルズはFan Fan Fanの導入を決定。新規顧客を獲得しつつ、既存の顧客のロイヤリティ向上が期待されています。

導入の決め手と期待される効果

SNSを活用した新規顧客開拓

Fan Fan Fanを利用して、新規加盟したホテルのキャンペーンページをSNSで展開することで、多くの新規顧客にアプローチ。キャンペーンと同時に付随するアンケートを実施し、顧客の意見を集めながら、新たな認知度を高め、送客を図る方針です。収集したデータは、今後のメールマーケティング施策にも活用されます。

一貫したブランド体験を提供

Fan Fan Fanは、その豊富なテンプレートとデザインカスタマイズ機能により、宿泊者向けのアンケートや診断コンテンツ、スタンプラリーといった様々なコンテンツを簡単に作成でき、一貫したブランド体験を提供します。宿泊者のリアルな声を聞くことで、これまで得られなかったインサイトを明らかにし、さらに新しい顧客開拓やロイヤリティ向上の施策につなげることを目指しています。

今後の展開

近鉄・都ホテルズは、今後も新規プロモーションや会員ランクに応じたキャンペーンを展開し、リアルな顧客の声を収集する努力を続けていく予定です。これにより顧客理解を深め、ロイヤルファンの拡大を目指すとのことです。

株式会社近鉄・都ホテルズ営業企画部長の浜本康夫氏は、今回のFan Fan Fanの導入により、過去に把握できなかった顧客のインサイトをしっかりとつかみ、ブランド価値の向上に寄与できることを期待していますとのこと。また、SNSを起点としたキャンペーンや利用後のアンケートを通じて、お客様の声を迅速に可視化し、効果的な施策を実行できることが大きな価値であると述べています。