エチオピアのデジタル教育革命を支える新たな試み
キャスタリア株式会社は、一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)の協力を得て、エチオピアのアディスアベバ大学において2025年10月と11月に「モバイルベース・デジタルラーニング」に関する寄附講座を開催しました。この講座は、キャスタリアとアディスアベバ大学が結んだ基本合意書(MoU)に基づいて行われ、アフリカ地域の教育環境に向けた重要な一歩とされています。
講座の目的と背景
アフリカでのデジタル学習の普及が進む一方で、教育資源と教員の不足、都市と地方間の情報格差といった構造的課題が残ります。キャスタリアの寄附講座は、これらの課題に対し実践的かつ持続可能なアプローチをもって貢献することを目的としました。
特に、キャスタリアが導入する「Goocus Edge」は、インターネットの接続が不安定な環境下でも教材にアクセスできるように設計されたモバイルラーニングプラットフォームです。このシステムは、災害や紛争地域の教育においても継続的な学びを支える期待があります。
講座内容
講座は二部構成で行われ、第一部では「デジタルラーニングのインパクト」がテーマでした。キャスタリアの代表取締役である山脇智志氏が講師を務め、デジタル教育の必要性と可能性について語りました。
第二部では「モバイルベース・デジタルラーニングの基礎知識と基本工学」がテーマで、塩入孔章氏が講義を行いました。ここでは、Goocus Edgeの具体的な使い方や、その技術的背景、さらには教育効果について詳述されました。
受講生の反響
受講した学生たちからは厚い支持が寄せられました。ある学生は、エチオピア北部の紛争地域での教育環境の厳しさを語り、Goocus Edgeがどのように役立つかを述べています。彼女は、地域内でのコンテンツ作成と配信ができるため、教育の機会が生まれると期待しています。
また、別の学生は、遠隔地での従来型の学習方法の限界に触れ、Goocus Edgeの利点を挙げました。オフラインでアクセス可能な教材の存在は、学習時間の増加と生産性の向上につながると、自身の経験を交えて述べています。
AOTSとアディスアベバ大学の役割
一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)は、日本と新興国・開発途上国間での人材育成を推進する公的機関です。AOTSの支援の下、教育分野における国際連携のより良いモデルとして、この寄附講座が位置づけられています。
アディスアベバ大学はエチオピアの中で最も古く、重要な役割を果たしています。教育政策の研究や教員養成における中心的な拠点であり、この講座もその影響を強く受けたものです。
まとめ
キャスタリアが主導するデジタルラーニング支援は、エチオピアの教育体系に変革をもたらす大きな力となります。持続可能な教育を実現するためのこれまでの蓄積を基に、今後も様々な取り組みが期待されます。