エトワール・シリーズプラス 佐藤晴真(チェロ)Part.2 ピアノ四重奏
彩の国さいたま芸術劇場が開館30周年を迎えるにあたり、人気の「エトワール」シリーズがリニューアルされました。この「エトワール」はフランス語で星を意味し、劇場に集う若手アーティストたちがその名にふさわしい才能を発揮する場となっています。今回は、チェリスト佐藤晴真が登場し、彼の卓越した技術と情熱を感じることができる「ピアノ四重奏」の魅力を探ります。
事前の展望
佐藤晴真は今年5月に開催された無伴奏チェロ・リサイタルで多くの称賛を浴びました。彼の演奏は、チューニングされたハ短調に従って深い感情を表現しており、聴衆を魅了しました。その成功を受けて、今回は特別な共演者たちと共にピアノ四重奏の素晴らしい音楽をお届けします。この公演ではモーツァルト、シューマン、ウォルトンという異なる作曲家の名作が演奏される予定です。
公演詳細
「エトワール・シリーズプラス」は、2024年11月23日(土祝)に、彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールで開催されます。出演者には前田妃奈(ヴァイオリン)、中恵菜(ヴィオラ)、佐藤晴真(チェロ)、佐藤卓史(ピアノ)が名を連ねています。プログラムは以下の通りです:
- - モーツァルト:ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 KV 493
- - シューマン:ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47
- - ウォルトン:ピアノ四重奏曲 ニ短調
チケットも発売されており、全席指定で正面席が4,000円、バルコニー席が3,000円の設定です。特にU-25の若者向けには、バルコニー席を1,500円で提供されるため、この機会をお見逃しなく。
演奏の特徴
チェロの佐藤晴真は、ピアノ四重奏における音楽の美しさとアンサンブルの面白さについて語ります。彼は、各楽器の音色が絶妙に絡み合い、調和する様子を体感してほしいと期待を寄せています。特にピアノ四重奏は、個々の演奏者が対等の関係を持ちながらも、一つの音楽体験を創出するという、まさにコミュニケーションの形とも言えます。
アーティストのプロフィール
公演に出演するアーティストたちは、各々がすでにその分野での素晴らしい成果を挙げている実力派です。例えば、佐藤晴真は2019年にミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、室内楽、リサイタルで活躍してきました。前田妃奈は、本公演での共演者として期待をかけられる新進気鋭のヴァイオリニストで、様々なコンクールでの受賞歴があります。中恵菜は、国際音楽コンクールで活躍する実力派ヴィオリスト、佐藤卓史も多くのオーケストラと共演してきた実績のあるピアニストです。
この貴重な機会に、これまでにないほどの迫力と美しさを持ったピアノ四重奏の世界を体感してみてはいかがでしょうか。音楽の力で心を豊かにするこの公演を、ぜひ足を運んでお楽しみください。詳しい情報やチケット購入に関しては、彩の国さいたま芸術劇場の公式サイトをご覧ください。