株式会社オープントーン、定年廃止の新方針により多様なキャリア支援へ

株式会社オープントーン、定年廃止を決定

株式会社オープントーン（東京・千代田区）は、社員が長期的にキャリアを築き、活躍し続けるための環境を整えるため、「定年制廃止」の方針を取締役会で決定しました。2026年度に向けた制度の改正を進めることにより、年齢にとらわれない働き方を実現します。

定年制廃止の背景と目的

日本全体で労働人口が減少している中、多くの企業が人員不足に悩まされています。その一方で、定年制を維持する企業も多く、高齢者が持つ貴重な経験や技術が活かされる機会が制約されています。特にIT業界では人材不足が深刻で、定年後も引き続き貢献したいと考える社員が少なくありません。

オープントーン内部でも「年齢に縛られず働き続けたい」という声が多数寄せられています。厚生労働省の調査によれば、定年制を廃止している企業は全体のわずか3.9％に過ぎず、多くの企業が年齢に基づく雇用慣行を維持しているのが実情です。

さらに少子高齢化が進む中、社会保障制度なども影響しており、多くの中小企業が求められる賃金水準を確保することが難しい状況でもあります。そこで、無理なく「活躍を続ける」選択肢を提供することは重要です。

定年廃止に向けた新たな取り組み

オープントーンは、労働力をより効率的に活用し、多様な働き方を促進するために、定年制の廃止を決定しました。年齢に依存しない柔軟な環境を整え、経験やスキルを持つ人材が長く活躍できる場を提供することが狙いです。これにより、人材不足の解消と持続可能な組織体制の構築を目指しています。

これまでにも、年齢や背景にとらわれない公平な評価制度の構築を進めてきたオープントーン。60歳以上の未経験者の採用を実施し、成果を上げています。今後は以下の方策を進める計画です。