宮崎県が高校生のアイデアを実現
宮崎県は、高校生たちからの提案を元に、超ジャンル横断の“推し活マップ”を開発しました。この取り組みは、アニメ、ドラマ、映画、スポーツなど多岐にわたるジャンルの聖地を可視化したもので、県独自の地理情報システム「ひなたGIS」を利用しています。高校生たちの提案で始まったこのプロジェクトは、県庁が積極的に対応し、新たな観光体験を提供します。
高校生たちの発案が県を動かす
プロジェクトのきっかけは宮崎県立宮崎西高校の生徒たちからの熱意ある提案でした。彼らは、フィールドワークを通じて「好きな作品の聖地を一堂に確認できる地図が欲しい」と訴えました。このような提案は、彼らの日常の体験に基づくもので、特にSNS上で情報を探し出すことの大変さを感じていたことから来ていました。さらに、県主催の「ハッカソン」に参加した大学生や民間企業の職員からも同様のアイデアが寄せられ、デジタル推進課と観光推進課が共同でプロジェクトを立ち上げました。
ひなたGISとは?
「ひなたGIS」は、ブラウザ上で誰でもアクセスできる宮崎県の独自システムです。今回追加された「推し活ポイント」レイヤーを選択することで、アニメや映画、スポーツ選手などの聖地が一目で確認できます。例えば、最近話題のアニメの舞台や、人気映画のロケ地など、さまざまな情報が地図上に表示され、訪れた人が容易に周辺のスポットを探索できる仕組みになっています。
ジャンルを超えた観光の可能性
これまで聖地巡礼は個別のスポットを訪れることが中心でしたが、新たなマップは異なるジャンルのスポットを同時に見られることで、観光のスタイルが変わります。たとえば、プロ野球のキャンプに訪れたファンが、近くに位置するアニメのモデル地に気づいて立ち寄ることができるようになります。さらに、SNSでばらばらに存在していた情報を集約することで、訪問者が「ここにも行ってみよう」と思える動機づけをします。このように相乗効果を生むことができるのです。
防災情報を含む多機能なサービス
「ひなたGIS」は観光情報だけでなく、南海トラフ地震などの防災情報も含まれています。普段から観光に使っている地図から、避難情報や地形情報を自然に学ぶきっかけを提供することで、県民と訪問者の防災意識を高めることを目指しています。普段の観光活動の中で、自らの大切な場所を守ることに対する意識も育てていくことが期待されています。
今後の展望と利用者の参加
今回の取り組みは序章に過ぎません。県は今後、利用者からのフィードバックをもとに情報の拡充を進め、特定のテーマに基づいた「推し活モデルコース」の提案なども視野に入れています。デジタル技術を利用し、訪問者が新たな発見を得られる「推し活の聖地」となることを目指して、努力を続けるでしょう。
ひなたGISの利用方法
「ひなたGIS」の推し活スポット機能は、以下のURLまたはQRコードから簡単にアクセスできます。手軽にスマートフォンやPCから情報をダウンロードし、宮崎県の魅力を再発見しましょう。
ひなたGISへアクセスする