中小企業の福利厚生
2026-03-12 11:03:17

中小企業の若手社員が求める福利厚生の実態とは?

最近の物価上昇やオフィスへの復帰に伴い、中小企業に勤務する若手社員の生活実態が明らかになりつつあります。株式会社ミツモアが行った調査によれば、社員数300名未満の中小企業に勤務する20代正社員116名を対象にしたこの調査では、出社時のランチ代が如何に負担になっているかが浮き彫りになりました。調査結果によると、全体の84%が「出社時のランチ代が負担に感じている」と回答。その中でも、約7割が理想的なランチ代を「500円以下」に抑えたいと考えている一方、実際には約6割が「501円以上」を支出していることが判明。具体的には、ランチ代を年間で換算すると約36,000円の負担が若手の家計を圧迫しているという実態があります。

さらに興味深い点は、4人に1人が昼食を抜いた経験があるということです。調査によれば、34%は「菓子パンやカップ麺」で済ませているとのこと。食費の負担が食生活にさえ影響を及ぼす中、同僚とのランチの誘いを断っている若手社員も約15%に達しています。このような状況は、職場のコミュニケーションさえも分断しかねないもので、出社インフレの影響は計り知れません。

それでも、若手社員の83%は「福利厚生が充実していれば、基本給が大きく上がらなくても働き続けたい」と回答しています。これは中小企業にとって賃上げ競争に苦しむ状況にあって、いかにして社員を引き留めるかの新たな希望を示す数字です。特に、最も求められている福利厚生としては「住宅手当」が58%で圧倒的な支持を集め、3番目には「食事補助」が33%となっています。この食事補助は、2026年4月からは非課税限度額が月額3,500円から7,500円に引き上げられる見込みで、特に注目されています。

食事補助が導入された場合、53%が「業務モチベーションが向上する」と回答し、41%は「同僚とのランチを増やしたい」と考えていることが示されました。これは、出社時のストレスを軽減し、職場のコミュニケーションを回復する可能性を秘めています。

調査結果から見えてくるのは、物価高と新たな生活リズムが若手社員にどれほどの影響を及ぼしているかという実態です。また、福利厚生の充実が中小企業にとっての人材の定着策として非常に重要であることも明らかです。特に食事補助は、その非課税メリットから中小企業にとっても導入しやすい施策として期待が寄せられています。だからこそ、これを機会に中小企業が若手のニーズに応える形で福利厚生の充実を図ることは、今後の賃上げ競争の道しるべとなり得るのです。無理のない範囲で導入を検討し、社員が感じる「食事」という日常的な負担を和らげつつ、労使間での新たな信頼関係を築くための第一歩として、食事補助制度の導入が待たれます。

調査が明らかにした若手社員の本音とニーズを踏まえ、中小企業側も長期的視点で福利厚生の整備に取り組んでいくことが求められます。これからの時代、単なる賃上げだけでなく、社員が充実した生活を送れるような環境の提供が中小企業の成長を促す鍵となるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ミツモア
住所
東京都中央区銀座7丁目16-12G-7ビルディング8階
電話番号

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