熊本県の健康寿命延伸プロジェクトにココロミルが参画

株式会社ココロミルが熊本県のUXプロジェクト「（令和6年度）実証実験サポート事業」に選定されたことをお知らせします。このプロジェクトでは、地域住民の健康支援と社会課題の解決を目指し、官民が協力して取り組む事業です。今後、選定事業には最高200万円の助成金が支給されます。

ココロミルの提案：心音解析アプリ

ココロミルが提案した取り組みは、スマートフォンを利用して心臓の音を計測し、不整脈や心不全の早期兆候を検出することを目的としています。熊本県では特に、特定健康診査の受診率が全国平均よりも低く、心疾患による死亡者数が多いという深刻な課題があります。このため、50歳以上の地域住民を対象に実施される実証実験では、アプリを使って自身の健康状態を確認することが求められています。

実証実験の内容

この実証実験では、心疾患の兆候を早期に発見することはもちろん、自身の健康への意識の変化や行動の変容、さらにはアプリを通じた健康管理の意欲などを調査します。これにより、地域住民の健康寿命を延ばすためにどれだけ役立つかを検証していく予定です。

心音解析アプリの利点

ココロミルの心音解析アプリは、以下のような特徴があります。

- 簡単な計測: スマートフォンを使って、お手軽に心音を測定できます。特別な機器は不要です。
- 異常の早期検知: 不整脈や心不全の初期兆候を早期に発見し、異常があった場合に医療機関での受診を促します。
- 健康相談のサポート: アプリ内にチャットボットを配置し、ユーザーが気軽に健康に関する相談ができる環境を提供します。

今後の展望

ココロミルは、今回の熊本県での取り組みを足がかりに、地域社会全体の健康支援に貢献する考えです。健康寿命を延ばすためには、単発の活動ではなく、継続的な支援が重要であると認識しています。これを基にして他の自治体にも同様の取り組みを広め、全国規模での心疾患の早期発見と健康寿命延伸を実現していくことを目指しています。