美術品入札会
2025-11-07 12:19:57

伊藤若冲など日本美術の巨匠たちが勢揃いする入札会が開催

日本美術の巨匠たちが集結する入札会「廻 -MEGURU-」



2025年11月22日から11月30日まで、東京都中央区の加島美術で「美術品入札会 廻 -MEGURU-」Vol.24が開催されます。本イベントでは、伊藤若冲や横山大観、菱田春草など、日本美術史を彩る偉大な巨匠たちの作品が606点展示され、来場者はその魅力を間近で体験することができます。

多様なジャンルの作品が揃う入札会



「廻 -MEGURU-」は2019年にスタートし、近世・近代の日本画を中心に洋画や版画、工芸など多彩な美術品を扱ってきました。全国の出品者から集められた優れた作品が、国内外の美術愛好家に提供されています。本入札会は、国内でも有数の日本美術オークションとして位置づけられており、これまでの実績を活かし、2025年の最後を飾る意味でも重要なイベントです。

出品作品の一例



出品される606点の中には、以下のような名作が含まれています。
  • - 鈴木其一の江戸琳派作品
  • - 横山大観による稀少な花籠図
  • - 菱田春草の秋草図
  • - 狩野芳崖の旭日図
  • - 東郷青児の美人画

また、松尾芭蕉の書画や、板谷波山の茶碗も出品され、各時代の日本美術が一堂に会する機会です。特に注目すべきは、堂々とした虎の絵で知られる大橋翠石の作品。彼は1900年のパリ万国博覧会で金牌を受賞し、その名声を確立しました。本入札会では、彼の真骨頂とも言える虎を描いた作品を中心に、多彩な動物画や風景画が展示されます。

特集作家について



本入札会では、特集として以下の作家に焦点が当てられています。
  • - 田中一村: 1938年に東京から千葉に移り、約20年をかけて農作業を行いながら絵を描いたのが特徴です。特に千葉寺 四季は、郷土の風景を温かく描いた貴重な作品です。
  • - 津高和一: 戦後の抽象絵画の先駆者の一人で、内面の感情を抽象的な表現で描き出しました。本展では、彼の円熟期に制作された作品が登場し、静謐で深い情感を感じることができます。
  • - 白隠慧鶴: 江戸時代中期に活躍した禅僧で、独特な禅画を多く残しました。彼の作品はおおらかで大胆な筆遣いにより、時を越えて人々に感動を与えます。

入札会の特徴



この入札会の大きなポイントは、何と言ってもガラスケースなしで作品を間近に鑑賞できること。これにより、実物のコンディションやサイズを確認することが可能です。さらに、2025年11月28日(金)と29日(土)は20時まで営業を延長し、仕事や週末のお出かけの後にも訪れやすくなっています。

オリジナルカタログとWeb限定オークション



入札会に参加する際には、オリジナルカタログが無料で配布されており、全出品作品が掲載されています。興味のある方は公式サイトを通じて申し込むことができます。また、入札会に合わせてWeb限定のオークションも開催されており、オンラインでも参加可能です。

開催情報



  • - 下見会: 2025年11月22日(土)~11月30日(日) 入場無料 無休
  • - 営業時間: 10:00~18:00 11月28日、29日:20:00まで
  • - 出品点数: 606点
  • - 入札締切: 2025年11月30日(日)18:00
  • - 開札日: 2025年12月2日(火)15:00
  • - 会場: 加島美術(東京都中央区京橋3-3-2)

この貴重な機会に、日本美術の巨匠たちの作品を体感し、歴史に触れる旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社加島美術
住所
東京都中央区京橋3-3-2
電話番号
03-3276-0700

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