新作エッセイ『わからなくても近くにいてよ』の魅力
気鋭の作家、堀静香氏の待望の最新作『わからなくても近くにいてよ』が2024年11月23日に発売されます。このエッセイ集は、堀氏にとって3冊目の書籍であり、前作『せいいっぱいの悪口』に続くものです。堀静香氏の作品は、彼女独特の視点から日常を巧みに描写することで、多くの読者の心に響いています。
日常の中の深い味わい
本書は12篇のエッセイと、それに加えて1年間の日記が収められています。日常の出来事や感情を繊細かつ丁寧に、時には大胆に切り取ることで、まるで一緒にその瞬間を体感しているかのような感覚を読者に与えます。堀氏の文体は、読み進めるほどに深い味わいを感じさせ、何度でも読み返したくなる魅力を持っています。
穂村弘氏からの推薦も、堀氏の作品の質を物語っています。「生きることに慣れないことの天才を感じました」と穂村氏が語るように、本書はまさに日常の中での生のリアリティを感じさせるものです。堀氏の文章を通じて、私たちもまた日々の小さな出来事の大切さに気づかされることでしょう。
書籍の内容紹介
本書の目次は以下の通りです:
- - わからないから
- - 手渡せるものなど
- - 大きなジョッキ
- - 日記1
- - 名づけられない
- - 全部わたしが決めていい
- - 一度きりの
- - 日記2
- - このがめつい音
- - そのとき書きたいことだけを
- - 聞こえない雨の音
- - 日記3
- - 思えばいつも夜のこと
- - 母ではないわたしたち
- - レジャーシートの舟に乗って
- - 日記4
各エッセイは、堀氏の独自の視点で様々なテーマを探求しており、どれも興味深い内容ばかりです。自然や人間関係、そして彼女自身の内面的な葛藤などが、豊かな言葉で綴られています。
著者プロフィール
著者の堀静香氏は1989年に神奈川県で生まれ、現在は山口県に在住しています。上智大学文学部の哲学科を卒業後、歌人およびエッセイストとして活動を始めました。現在は、私立の中高一貫校で国語の非常勤講師を務めるなど、教育現場でも活躍しています。彼女の作品には、『せいいっぱいの悪口』や『がっこうはじごく』、さらに歌集『みじかい曲』があり、多くの読者に親しまれています。
書籍詳細
- - 書名: わからなくても近くにいてよ
- - 著者: 堀静香
- - 発売日: 2024年11月23日
- - 判型: 四六変型
- - 頁数: 272ページ
- - 定価: 1,870円(税込)
- - 発行元: 株式会社大和書房
この新作エッセイは、日常の美しさを改めて考えさせてくれる一冊。あなたもぜひ手に取り、その世界に浸ってみてはいかがでしょうか。新しい発見が待っています。