3Sunnyと鎌倉新書提携
2019-12-25 15:00:53
急速な高齢化に応じた新たなサービス展開を始めた3Sunnyと鎌倉新書の提携
3Sunnyと鎌倉新書、業務提携を開始
2023年、医療機関向け業務支援を手がける株式会社3Sunny(スリーサニー)は、ライフエンディング事業で知られる鎌倉新書との業務提携を発表しました。日本の高齢化が進む中、両社は高齢者に向けた新たなサポート形態を模索しています。
業務提携の背景
日本では急速な高齢化が進行しており、これに伴い新たな社会保障制度の変革が求められています。増え続ける高齢者人口を支えるために、介護や医療サービスの需要が高まっていることは周知の事実です。このような背景を受け、3Sunnyは鎌倉新書と手を組むことで、より良い高齢者支援を目指すこととなりました。
両社の強み
3Sunny(スリーサニー)
3Sunnyは、「Carebook(ケアブック)」という医療機関向け業務支援システムを開発しています。このシステムは、病院内での医療ソーシャルワーカーや退院調整看護師が効率的に業務を行うためのもので、約1年半で170を超える医療機関に導入されています。3Sunnyは「誰もが安心して最期を迎えられる世の中の実現」をミッションに掲げています。
鎌倉新書
鎌倉新書は1984年から終活関連のサービスを展開しており、インターネットを通じて累計70万件以上の相談を受けてきました。35年にわたる経験を活かし、高齢者やその家族が抱える問題解決に向けたサポートを行っています。
業務提携の具体的内容
業務提携の中心となるのは、「ケアブック」の導入を通じた退院患者への終活サービスの提供です。病院で退院する際、高齢者はお墓の管理や葬儀、遺言、相続に関する不安を抱えることが多いとされています。実際、高齢者は年間約1000万人の退院患者のうち、70%以上を占めており、多岐にわたる相談が寄せられています。
そこで、3Sunnyは鎌倉新書の知見とネットワークを活用し、高齢者が安心して療養生活を送れるように支援する計画です。この提携により、医療と終活の連携が強化され、よりスムーズなサポートが期待されています。
今後の展望
両社の提携は、超高齢化社会における新たなセーフティネットの形成を目指すものであり、政府の財源だけでは賄えない部分を民間企業が補う重要な役割を果たします。この取り組みは、今後の日本における新たな社会保障の形を模索する契機となることでしょう。
今後数十年にわたり加速する高齢化を危険視するのではなく、それを追い風にとらえ、経済や社会制度の発展につなげるために、民間企業の役割は不可欠です。3Sunnyと鎌倉新書の提携がもたらす可能性に多くの期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社3Sunny
- 住所
- 東京都中央区日本橋蛎殻町1-13-7日本橋人形町プレイス2F
- 電話番号
-
050-5305-4793