中華圏観光客向けの新サービス「環日食」始動
Japanticketとキュリネスが手を組んで、中華圏からの観光客をターゲットにしたセルフ予約サービス「環日食」の提供を開始しました。この革新的なサービスは、訪日旅行者が自分の母国語で飲食店を予約でき、さらに決済までをスムーズに行えることを目的としています。
背景:インバウンド市場の活況
2024年は、円安も相まって、再び活気を取り戻したインバウンド市場が注目されています。観光客は高単価なアクティビティを求めており、Japanticketが提供する多様な体験型チケットはそのニーズに応えるものです。この新サービスが登場したことで、中華圏からの訪問者は一層便利に自分の楽しみを見つけることができるようになるでしょう。
環日食とは
「環日食」は、キュリネスが開発した中華圏観光客向けのセルフグルメ予約サービスです。宿泊施設に設置された専用QRコードをスキャンすることで、飲食店の検索や予約、決済まで一括してサポートします。現在、京王プラザホテル新宿やハイアットセントリック銀座東京などで利用が開始されています。
このサービスは、観光客が自身のスマートフォンを使うだけで完結するため、外国語を話せないホテルスタッフの負担が軽減されるだけでなく、予約のノーショーというリスクも減少させる効果が期待されています。
キュリネスの強み
キュリネスは、この新しいサービスの提供においても強固な基盤を持っています。同社は、中華圏の観光客に特化したQRコードを利用したWebサービスを開発・提供し、「QRコンシェルジュシリーズ」で多くの実績があります。
中華圏では、約14億人以上のユーザーを抱えるSNSアプリ「WeChat」が普及しており、スマートフォンユーザーの90%以上が利用しているとされています。キュリネスのサービスは、このプラットフォーム上で動作し、予約や決済を簡単に行えるため、観光客との相性が非常に良いという特長があります。
今後の展開
「環日食」は、レストランのセルフ予約からスタートしますが、将来的には他の観光アクティビティや移動手段のチケット販売なども視野に入れたサービス拡充を計画しているとのことです。この新しい取り組みが日本の観光業界にもたらす影響は計り知れません。
会社情報
株式会社Japanticket
- - 所在地: 東京都渋谷区恵比寿1-20-18 三富ビル新館1F
- - 従業員名: 田中 宏彰
- - 設立日: 2021年10月27日
- - 事業内容: 体験型チケットの企画・開発・販売、インバウンド集客支援と旅行業務
- - 公式サイト
株式会社キュリネス
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門 1丁目 17番 1号虎ノ門ヒルズビジネスタワー5階
- - 代表取締役: 花 東江
- - 事業内容: インバウンド向け接客DXソリューションの提供
- - 公式サイト
「環日食」は、日本の観光業において、訪日旅行者により良い体験を提供するための重要なステップとなるでしょう。