大林組が清瀬に新技術研究所を設立 - 顧客ニーズに応える革新技術の研究拠点

大林組、清瀬に新技術研究所を設立

株式会社大林組（本社：東京都港区、社長：白石達）は、中期経営計画に基づき、新たな技術研究所を東京都清瀬市に整備することを発表しました。この施設は、顧客や社会の求めに応えるための革新技術を迅速に開発するための重要な拠点となる予定です。

技術研究所の目的

新技術研究所は、以下の三つのコンセプト、「技術の革新」、「技術の実証」、及び「技術のプレゼンテーション」を追求する開かれたフィールドを目指しています。
この理念のもとで、研究員たちが一堂に集まり、意見交換や刺激し合う環境を提供する新しいワークスペース、「テクノステーション」を設計しています。また、顧客ニーズの変化に柔軟に対応できるように、スケルトン・インフィル型の「オープンラボ」も整備される予定です。

新しい本館の概要

新しい本館は、以下の概要で整備される予定です。

- 構造：S造地上3階延床面積 5,500m²
- 工期：平成21年10月～平成22年8月末（11ヶ月）
- 主な採用技術：

1. 安全安心施設の実現：
- 世界初のスーパーアクティブ制震システム
- ICタグを用いたセキュリティシステム
2. 環境配慮施設：
- 省エネルギーと快適性を両立した設備
- 自然エネルギー（太陽光など）の積極的な活用
- 二酸化炭素排出削減率55％を目指す
3. 最先端の研究施設：
- 知的生産性を向上させるための交流スペース

この新たな施設は、経済環境が厳しい中でも、技術を基盤とした成長を続ける大林組の中核を担うことになります。なお、現在の本館に関しては、化学分析系の実験施設へのコンバージョンが施され、さらに機能が向上する見込みです。