被爆80年の長崎で開催、国際青年リーダーによる平和のフォーラム

Nagasaki Peace-preneur Forum 2025が長崎で開催

2025年5月16日から18日、被爆80年を迎える長崎にて、国際フォーラム「Nagasaki Peace-preneur Forum 2025」が開催されます。このフォーラムは、一般社団法人One Young World長崎協議会によって主催され、昨年に続いての第2回目となります。主に若者を対象とし、世界中から集まった約200人が自身のバックグラウンドを活かして、平和に関するさまざまなディスカッションを行います。

Peace-preneurとは？

「Peace-preneur」とは、平和（Peace）と起業家精神（Entrepreneur）を掛け合わせた新しい概念で、国や宗教、人種、性別を超えて社会や世界の課題に立ち向かう人的エネルギーを指します。このフォーラムは、あらゆる立場の人々が集まり、共に問題を考え、解決策を探る場となります。

本年のテーマは「分断と対話」です。現代社会においては、政治的・社会的な対立が顕著であり、経済的な格差も広がっています。これらの問題は、個人や組織の中にも見られ、DI(多様性)・EI(公平性)・I(包括性)の推進が困難となっています。

フォーラムのプログラム

フォーラム期間中には、様々なワークショップやトークセッションが行われ、参加者同士のネットワーキングの機会も設けられています。トークセッションには、ノーベル平和賞受賞者など著名なスピーカーが招かれます。このイベントを通じ、分断に関する問題を認識し、異なる視点を持つ人々との対話を促進することを目指します。

初日の講演やプレゼンテーションを通じて、参加者は平和のための新しいアイデアを得ることができます。そして、2日目にはワークショップを通じて、実際に意見交換や交流を行うことで、より深い理解を得ることができるのです。

開催の背景と意義

なぜ長崎でこのフォーラムが開催されるのか、それには深い理由があります。長崎は79年前に原爆投下を経験し、戦争によってもたらされた惨劇の傷跡を背負っています。この街は、復興を遂げる中で平和の重要性を認識し、その価値を地域活性化の核にしてきました。また、多様性に富んだ文化を持ち、国際的な交流の扉を開いてきた歴史を持ちます。スペースの整備も進み、イベントは市内の新しい施設「NAGASAKI STADIUM CITY」と「Benex Nagasaki Brick Hall」で行われます。

参加者募集に関して

フォーラムでは、18歳以上32歳以下の若者を参加対象とし、英語でのコミュニケーションが可能であることが求められます。参加費は通常料金で20,000円ですが、条件に当てはまる方には5,000円のディスカウントが適用される場合があります。初日の前夜祭では文化交流を楽しむ機会もあり、ウェルカムパーティーに参加することで長崎の魅力も感じられます。

まとめ

このNagasaki Peace-preneur Forum 2025が、平和を築く次世代のリーダーたちの新たな出発点となることを期待しています。分断を乗り越えるための対話の重要性を共に学び、未来を共創するための一歩を踏み出しましょう。参加を希望される方は、次回イベント情報をチェックし、ぜひご応募ください。