妻が知らない夫の秘密収入、資産運用の実態とボーナス事情

妻が知らない夫の秘密収入、資産運用の実態

令和元年も残りわずかとなり、毎年の楽しみであるボーナスの季節がやってきます。この時期、多くの人がボーナスの額に期待を寄せる一方で、夫婦間でお金の取り扱いに関するコミュニケーションはしっかりと取れているのでしょうか。特に、夫の年収が1,000万円以上という家庭においては、果たして実態はどうなっているのでしょうか。

ボーナス額の把握

まず、妻へのアンケート調査から見えてきたのは、約8割の妻が夫の全収入を把握しているということです。また、ボーナス額に関しても、同じく8割が「はい」と応えており、臨時収入にも目を光らせていることが伺えます。この数字が示すのは、家庭内での財務管理をしっかりと行っている妻が多いということです。

資産運用に対する関心

さらに、収入の多い夫婦においては、当然ながら資産運用にも関心を持つ方が多く、66.3%の人々が夫婦で資産運用について話し合ったことがあると回答しています。高収入ということもあり、将来のためにしっかりと運用していこうという姿勢が反映されているのでしょう。

夫の秘密収入

しかし、実際に夫の側に話を聞くと、興味深い結果が得られました。25.7%の男性が「妻に内緒の収入がある」と答えており、その内訳を見てみると、副業が42.1%と最も多い回答でした。

このことから、夫が本業以上に副業を持っているケースが少なくなく、収入の隠蔽が実際に行われていることが窺えます。実は夫も妻に対して収入の一部を隠しているかもしれません。

さらに秘密の収入についての使用用途を尋ねると、貯蓄や趣味への充て方が一般的。興味深いことに、50代の公務員の方からは借金の返済に使用したいといった具体的な声も寄せられており、収入の運用には様々な目的があるようです。

ボーナスの使い道

ボーナスに関しても、妻と夫の両方に問いかけたところ、貯金や旅行を選ぶ人が多い一方で、資産運用に回すという選択肢も多く挙がってきました。ここで注意すべきは、夫婦間で資産運用の方向性に対する認識が統一されていない場合、それがトラブルの原因となることもあるという点です。

実際に、お金にまつわる夫婦トラブルの中には、「お金の使い道で揉めた」という具体的なエピソードも多く見られます。教育費の優先や、娯楽費の配分など、具体的な事例がいくつか挙げられています。

資産運用の重要性

一方で、現在の低金利時代において、ただ預金しているだけでは資産を増やすことは難しい時代に突入しています。預金は元本保証はあっても、成果が出にくい一方で、多くの方がまだ資産運用に対してネガティブな印象を持たれています。

そのため、これからの時代には、堅実な運用方法を選び、資産形成に取り組むことが不可欠です。

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