唐十郎特集上映
2024-10-08 19:11:09

唐十郎の魅力を映画で堪能する特集上映が神保町シアターで開催

神保町シアターで唐十郎特集上映が開催



本の街、神保町での特別な企画として、2024年10月12日(土)から11月1日(金)までの期間、唐十郎の特集上映が行われます。この上映会は、演劇界の先駆者でありながら、多くの映画作品にもその名を刻んだ異才・唐十郎に焦点を当てています。

唐十郎は1940年に生まれ、文学部演劇学を専攻した明治大学の出身です。彼は、戦後の演劇界で「アングラの旗手」として知られ、新宿での紅テント公演やゲリラ公演を通じて、その独創的かつ過激な演技スタイルで数々の観客を魅了しました。また、彼の優れた作品は文学界でも評価され、岸田國士戯曲賞や芥川賞を受賞するなど、その才能は多岐にわたります。

今回の特集上映は、明治大学の学生たちのプロジェクトとして企画され、地元の大学との共同企画は神保町シアターにとって初めての試みです。これにより、彼の唯一無二の才能を映画を通じて再発見しようという試みが実現しました。

上映されるのは、全7作品で構成される特別なプログラムです。「銭ゲバ」や「新・極道記者逃げ馬伝説」、「カンゾー先生」など、唐の演技が光る作品がラインアップされています。これらの作品はいずれも35mmフィルムでの上映となり、観る者に古き良き映画体験を提供します。

また、上映スケジュールや詳細は、神保町シアターのホームページで確認することができます。入場料金は一般が1400円、シニアが1200円、学生が1000円と、リーズナブルな価格が設定されています。これは、映画を楽しむ絶好の機会となるでしょう。

特集上映のテーマは「怪人物! 唐十郎の映画――時代と共鳴したアングラの旗手」です。このテーマに沿った独特の視点から、唐十郎の映画作品を観ることで、彼の芸術的世界観を深く理解することができるはずです。

ぜひこの機会に、映画を通じて唐十郎の魅力を再発見してください。単なる映画鑑賞を超え、彼の才能を存分に味わえる貴重な時間を過ごすことができるでしょう。

【上映作品一覧】

  • - 銭ゲバ(1970年)
監督:和田嘉訓、原作:ジョージ秋山、出演:唐十郎ほか
  • - 新・極道記者逃げ馬伝説(1996年)
監督:望月六郎、原作:塩崎利雄、出演:奥田瑛二、唐十郎ほか
  • - カンゾー先生(1998年)
監督:今村昌平、原作:坂口安吾、出演:柄本明、唐十郎ほか
  • - にっぽん'69セックス猟奇地帯(1969年)
監督:中島貞夫
  • - 任侠外伝玄界灘(1976年)
監督:唐十郎
  • - 新宿泥棒日記(1969年)
監督:大島渚、出演:唐十郎ほか
  • - 犯された白衣(1967年)
監督:若松孝二、出演:唐十郎ほか

この上映会を通じて、観客は唐十郎というアーティストの幅広い表現に触れ、彼が残した数々の名作の背後にある物語を探求できる貴重な体験を得ることができるでしょう。ぜひ、神保町シアターでの特集上映に足を運んでみてください。


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