インパクト投資の未来を切り拓く—ImpactShareが米日財団の助成を受けて新たな展開へ

ImpactShareが米日財団の助成金を受け、次なるステージへ

一般社団法人のImpactShare（代表：須藤奈応）は、米日財団からの助成先に選ばれたことで、インパクト投資やインパクトビジネスの活動をさらに発展させる機会を得ました。私たちのミッションは、社会課題にビジネスで立ち向かうプロジェクトが、持続的に活動を続けられるよう支援を行うことです。今後、グローバルなインパクト投資の潮流についての情報提供を強化し、特に日本やアジアの取り組みを発信することが目標です。

経緯と目的

ImpactShareは、2021年から欧米におけるインパクト投資の情報を日本語で伝えるニュースレターを発行しており、その購読者数は約1,000名に達しています。このニュースレターでは、インパクト投資に関連する専門用語や概念の解説を行い、実務者への学び合いの場を提供してきました。今後、この助成金を活用して、さまざまな活動を強化していく考えです。

活動の強化ポイント

1. 第一線の声の提供
日本国内外におけるインパクト投資の実践方法や、実務者が直面する課題を探るため、インタビューやイベントを実施する予定です。これにより、より具体的で実践的な知見を提供し、業界全体の発展に寄与します。

2. ネットワーキングの機会提供
独自のネットワークを活用し、海外の専門家を招待するネットワーキングイベントを開催します。このイベントは、インパクト投資に携わる実務者間での意見交換を促進し、さらなる知識を深める機会となるでしょう。

3. 人材育成の推進
インパクト投資市場の成長を支えるためには、次世代を担う人材の育成が欠かせません。大学や企業、金融機関との連携を強め、教育プログラムの支援を行うためのチャネルを増やして参ります。

4. チームの強化
このような取り組みを支えるため、研究や執筆を共同で行うコントリビューターを募集します。専門家の力を結集し、活動の質をさらに向上させていきます。

米日財団からの期待の声

米日財団の代表理事、ジェイコブ・M・スレシンジャー氏は、ImpactShareを支援できることを嬉しく思っていると述べ、「このプロジェクトが日本でインパクト投資の文化を広める一助となることを期待している」と述べ、相互の連携強化に期待を寄せています。須藤もその期待に応えようと、「これを機にビジネスや投資を通じた社会的課題の解決にさらなる貢献をしていきたい」と意気込みを語りました。

第5回ImpactShare INSIGHTの開催

活動の皮切りとして、3月24日（月）に第5回ImpactShare INSIGHT「インパクト投資のグローバルな潮流と人材育成」を開催します。インパクト投資の現場で活躍する専門家を招き、ネットワーキングの場を設けます。このイベントは、実務者同士のつながりを深める絶好の機会であり、インパクト人材の育成に寄与するものとなるでしょう。