アルサーガパートナーズが「Open Innovation Day」で生成AIの活用事例を発表
2025年11月28日、アルサーガパートナーズ株式会社は東京都主催の「Open Innovation Day」に参加し、生成AIの活用による社会課題解決の取り組みについて発表しました。このイベントでは、同社のビジネスプロデュース本部の伊藤伸治が登壇し、AIを活用した具体的な事例を紹介しました。
イベントの概要
「Open Innovation Day」は、大企業とスタートアップのコラボレーションを促進する場として、多彩なコンテンツが展開されます。参加者は最新のオープンイノベーションに触れることができ、従来のビジネスモデルを超えた新たな可能性を探ることができます。大企業のリバースピッチや、スタートアップによるピッチが行われ、参加者同士のネットワーキングも盛んに行われます。
伊藤伸治の登壇
伊藤は、生成AIを用いてどのように社会課題を解決できるのか、また、データを活用した店舗DXの事例を中心にピッチを行いました。特に、東京都主催のイベント「UPGRADE with TOKYO」での優勝経験や、飲食業界大手のトリドールHDとの共同開発におけるAI活用について紹介しました。
提案したソリューション
1. 行政機関への取り組み
アルサーガパートナーズは、東京消防庁と提携し、「ヒヤリハットDB」を活用した事故予測システムを開発しました。このシステムは、過去の個人のヒヤリハット経験をAIによってデータベース化し、集合知を形成することで事故の未然防止に寄与します。この取り組みは、「UPGRADE with TOKYO」での受賞を通じて、行政との信頼関係も築かれています。
2. トリドールHDとの共同開発
「ハピカン繁盛サイクル」に基づくトリドールHDとのコラボレーションでは、従業員の幸福度を高めるために特許取得済みの「AI面談システム」を導入しました。これにより、従業員の声を可視化し、店舗の従業員エンゲージメントを向上させることが可能になりました。このシステムは、AIによる対話を通じて、従業員の「本音」を引き出す仕組みになっています。
データの統合分析
AIの導入によって、従来はバラバラだった売上、顧客、従業員のデータを統合して分析できるようになりました。それにより、店舗の成功事例を他の店舗へ横展開したり、従業員の満足度と売上の関係を証明することが可能になりました。さらに、AI対話を通じた信頼関係構築も実現しています。
結論
アルサーガパートナーズの取り組みは、システム開発だけにとどまらず、データ統合や組織内コミュニケーションの課題解決に向けた本質的なアプローチと評価されています。今後も、同社はビジネスコンサルティングとテクノロジーを融合し、多様な分野でのイノベーション支援に取り組んでいく所存です。未来のビジネスの可能性を広げるため、引き続き新しいサービスやシステムの開発を進めていくことでしょう。