2025年大阪・関西万博に向けたサウジアラビアの取り組み
2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、サウジアラビア王国館が独自の文化交流プログラム(CEP)を始動しました。このプログラムは、参加するスタッフが多様な文化を学び体験するためのユニークな機会を提供し、サウジアラビアの豊かな文化を広めることを目的としています。
文化交流プログラムの初回では、サウジアラビア館から13名のスタッフが、ブラジル館、電力館、サンマリノ館、国連館、アメリカ合衆国館といった国際的なパビリオンでそれぞれの文化を体験します。また、これに伴い、15名以上の国際的な訪問スタッフが、今後3ヶ月間、その経験を活かしながらサウジアラビア王国館の主要な役割を担うことになります。
知識と経験のシェアを通じた成長
訪問スタッフは、サウジアラビア官邸のリーダーシップが策定した包括的なトレーニングを受けます。研修プログラムには、職場の安全衛生やサウジアラビアの運営目標、さらには具体的な会場固有のトレーニング(熱管理など)が組み込まれています。
加えて、バディシステムが導入され、新しいメンバーは既存のスタッフからサポートを受けながら、自国の文化に没入し、新たなスキルを習得するプロセスが進められます。これにより、参加者同士の絆が深まるだけではなく、文化理解も促進されるでしょう。
文化交流の意義
サウジアラビア王国館のパビリオンディレクターであるアデル・アルファエス氏は、「文化交流プログラムは多様な文化を通じた団結の祭典であり、共に物語を共有し新たな友情を育むためのものです」と述べています。新たにスタッフとして加わるメンバーたちは、自然や文化、経済の多様な側面を紹介することで、来場者とのより深い結びつきを生んでいくことを目指しています。
更に、サウジアラビア王国館では、700以上のイベントが企画されており、音楽パフォーマンスやダンス、伝統的なショーなど様々な文化体験が用意されています。特に、サウジアラビア建国記念日を祝うイベントや、拡張現実体験「The Botanist」などが期待されています。
この万博を見越し、サウジアラビア王国は2025年の大阪で新しい文化の交流を促進するだけでなく、2030年のリヤド万博に向けても準備を整えているといえるでしょう。
サウジアラビア王国館の情報
サウジアラビア王国館の詳細については、公式ウェブサイトで確認できます。大阪万博開催中は毎日9時から21時まで開館しており、さまざまな文化プログラムが提供されます。参加者は、訪れることでサウジアラビアの文化に触れ、異文化理解を深めるチャンスを得られるでしょう。公式のInstagramやYouTube、Facebookなどでも最新情報が発信されています。是非訪問して、サウジアラビアの魅力を体験してください。